【Inter BEE 2014】ストロベリーメディアアーツ LED大型映像システムの各種ソリューションを展示 2トンの重量に耐える床面設置用高精細LED「フロアLEDビジョン」を出展
2015.1.15 UP
大型LEDの画面でひときわ目を引いたストロベリーメディアアーツのブース
緒方オーナー。右は、新開発3.9ミリピッチの高精細LED
フロアLEDビジョンは画面の上を人が歩いても大丈夫
ストロベリーメディアアーツはInter BEE 2014において、フルカラーLED大型映像ディスプレイの各種ソリューションを出展した。注目の製品は「フロアLEDビジョン」と称した床面置きの8.93ミリピッチ大型LEDビジョン製品。特徴は床起きを想定し堅牢に作られた大型映像システムである。LEDの画面の上に人が乗っても大丈夫なように作成されている。
フロアLEDビジョン1面(50センチ×50センチ)で、最大2トンの重さに耐えられるように設計されている。ストロベリーメディアアーツのオーナーの緒方克彦氏は「他社にも同様な製品があるが、いずれもディスプレイ表面に強化ガラス板を引いたもので、テレビの再撮などでは反射が出やすいなどの欠点があった。当社製品はガラス板を使用せず、そのままLEDパネルの上に乗っても大丈夫なように設計されている。反射もなくクリアな映像がテレビ画面等でも再現できる。テレビの再撮以外にもイベントや施設内の通路に敷いて案内板としても使用できる」と話していた。また高精細3.9ミリピッチを実現した「ABLETECH P3.9」を参考展示した。緒方氏は「今年のインタービーでは1ミリピッチ台の大型LEDを展示する会社も目立ったが価格や安定性を考えれば現状では3ミリピッチ台が実用的である。当社としても高精細時代には対応していく」と語っていた。
■車載型大型LED「ビジョンランナー」は昨年沖縄県那覇市に納入
車載型大型LEDの「ビジョンランナー」は200インチの新型機を2013年12月に制作し、沖縄県那覇市に納入した。緒方オーナーは「那覇市ではたとえば港の入り口に車載型大型映像を持っていき、ウエルカムボードとして使用したり、地域のお祭りやイベントなどにも稼動し、観光情報表示版としての運用を行っている。また当社でもレンタル用途でビジョンランナーを所有しており、イベント等にレンタルを行っている。デジタルサイネージ市場が拡大していく中、屋外でも安定して見ることのできるディスプレイはLEDしかない。今後もLED製品の技術開発を進め東京五輪に向けて拡大するイベント需要に対応していく」としている。
(※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです)
大型LEDの画面でひときわ目を引いたストロベリーメディアアーツのブース
緒方オーナー。右は、新開発3.9ミリピッチの高精細LED
フロアLEDビジョンは画面の上を人が歩いても大丈夫