【Inter BEE 2012】ナックイメージテクノロジー ALEXAの新製品「STUDIO」にアナモフィックレンズ装着のコンセプト出品 2013年にデジタルシネマ用アナモフィックレンズ7モデル発表へ
2012.12.25 UP
ナックイメージテクノロジーが今回出展したALEXAの新製品「STUDIO」は、フィルムカメラと同じミラーシャッターと光学ビューファインダーを搭載。今回はコンセプト出品として、マスターアナモフィックレンズを装着したモデルを出展した。
アナモフィックレンズは、シネマスコープの2.3対1専用のレンズ。フィルムカメラの時代から標準的に使用されてきたが、デジタル撮影としては使われていなかった。カールツァイスとARRIが共同でマスター・アナモフィックレンズを計画中で、2013年に7本出荷予定。InterBEEでは、コンセプト光学系の実機と、製品版のモックアップを展示した。
HDでのシネマスコープ撮影では、16:対9の素材から上下をクリップするが、アナモフィックは、4:3のセンサーに2.3対1の画角の映像を圧縮して収録できるので、画素を無駄にすることがない。特殊な光学系をしているので、フォーカスのぼけ方やハイライトに特徴があり、シネマチックな映像を再現できる。
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