【Inter BEE 2017】シネ・フォーカス INTER BEE IGNITIONエリアで3Dホログラム技術の最新機器を出展 

2017.11.8 UP

英国MUSION社3D演出事例「Apologue 2047」(2017年北京)

英国MUSION社3D演出事例「Apologue 2047」(2017年北京)

3Dホログラムディスプレイ3面仕様の新製品dreamoc XL3

3Dホログラムディスプレイ3面仕様の新製品dreamoc XL3

(左)シネ・フォーカス取締役 八重垣圭氏、(右)経営企画部経営推進課課長 市川雅士氏

(左)シネ・フォーカス取締役 八重垣圭氏、(右)経営企画部経営推進課課長 市川雅士氏

 イベント用映像・音響機器のレンタル・販売を行うシネ・フォーカスは、11月15日(水)から17日(木)まで幕張メッセで開催するInter BEEの特別イベントスペース INTER BEE IGNITIONのエリアで、次世代の映像演出として注目を集める「3Dホログラム技術」のデモを実施する。
 世界でも多くの実績を持ち技術面でも高い定評のある英国MUSION 3D社の「MUSION 3Dホログラムシステム」と、デンマークREALFICTION社製の3Dホログラムディスプレイ「dreamoc」シリーズを出展する。
 INTER BEE IGNITIONの出展エリアにある同社のブースでは、昨年よりスペースを倍の2コマにして、MUSION 3Dの実物と同じ機能を持った四分の一のデモ用ボックスで実際に世界で利用された事例を紹介する。また、dreamocシリーズは本体幅1035mmの大型タイプ「XL3」をデモする。
(Inter BEE 2017は入場無料。下記サイトで事前登録を受け付け中)

■舞台上で演者や小道具・大道具と連携した映像・光の演出が可能なMUSION 3D
 MUSION 3Dは、演劇や音楽ライブなどに用いる大型ステージ演出向けの3Dホログラムソリューション。しくみは、観客とステージの間に斜めに設置した特殊なフィルムに映像を反射させるもの。ゴーストトリックと呼ばれる技術だ。
 会場の環境等により、繊細な色彩表現が可能なプロジェクター方式と、明るく鮮やかな発色が特徴のLED方式が用意されている。舞台上で演者や小道具・大道具といった実物とからめた演出に利用できるため、イメージを膨らませる効果が大きい。

■舞台演出から選挙講演のライブ中継映像まで多様な利用法
 日本では、人気ゲームのイベントで、舞台上に置いたアイテムの効果を映像で表現するといった使い方もされている。海外では、音楽ライブや演劇などで多くの利用事例があり、舞台上で演者の動きと連携するなど、演出も多彩になっているという。また、さきごろ行われたフランス大統領選挙では、同装置を用いて、候補者が演説に登壇した姿を遠隔地の壇上に立体的に投影したライブ中継を実施している。 通信を用いてこうしたライブの利用も可能になってきており、双方向での利用も可能という。
 シネ・フォーカスの経営企画部経営推進課課長 市川雅士氏は「技術自体は古典的なものだが、プロジェクターやディスプレイの描画性能の向上によってリアリティが格段に増している。選挙戦の事例も含め用途も多様化している。」と話す。

■店頭・展示会のアイキャッチに適した dreamoc
 デンマークREALFICTION社製のdreamocは、店舗や展示会のアイキャッチに適したオールインワンタイプのホログラムディスプレイ。昨年は3面ディスプレイタイプの「dreamoc HD3」と1面ディスプレイタイプの「dreamoc POP3」が出展されたが、今年は3面ディスプレイタイプの新製品で横幅1035mmとさらにサイズの大きな「dreamoc XL3」を出展する。
 商品やブランドのイメージを伝えるディスプレイとして店頭などに設置される装置で、日本でも大手化粧品メーカーなどの利用実績がある。常設のみでなく、イベントのデモ用としても利用可能だ。
 装置の中に実物の展示品を置くことができるため、展示品と3Dホログラム映像を交えた演出ができる。搭載しているLED照明も、プログラムによって映像と連動できる。20W(10W+10W)の音声出力も装備している。

映像コンテンツ制作のパートナー会社である株式会社ネクスメディアによるdreamocの事例
(文末にリンクがあります)

https://www.youtube.com/watch?v=3ROdsG-NkdU&index=2&list=PLSP654cyoOVN5MEBv50CD7RaW05aaczr8

https://www.youtube.com/watch?v=x2S2om_xq5E&list=PLSP654cyoOVN5MEBv50CD7RaW05aaczr8&index=1

 
■「多様な要望に柔軟に対応していきたい」
 展示エリアは、昨年と同じINTER BEE IGNITIONの出展エリアだ。INTER BEE IGNITIONでは、このほかにもNHKのインテグラル立体絵本や、VR、AR、ライブ配信ソリューションなど、先進的な映像技術・映像表現を紹介するブースが集まる。
 シネ・フォーカス取締役の八重垣圭氏は、Inter BEEでの出展について次のように期待を示す。
 「会場ではイベント関係や映像技術系のプロの方々からかなり突っ込んだ話をしてもらい、具体的な案件にもつながる機会として期待している。また、用途や利用方法についても柔軟に対応していく。企画・演出面のビジネスパートナーとしての連携も期待しており、いろいろな意見を伺いたい」(八重垣氏)


(株)シネ・フォーカス
本社住所
〒104-0041 東京都中央区新富1-1-7 銀座ティーケイビル
出展部門 /ホール / 小間番号
映像表現/プロライティング部門 /ホール6 /6506


◆Inter BEE 2017 開催概要◆
■会期:2017年11月15日(水)~11月17日(金)〔3日間〕
■展示時間:11月15日(水)・16日(木)10:00-17:30/17日(金)10:00-17:00
■会場:幕張メッセ(展示ホール1~8、イベントホール、国際会議場)千葉市美浜区中瀬2-1
■入場:無料(登録制)
■主催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
■後援:総務省、経済産業省(建制順)
NHK、一般社団法人日本民間放送連盟、一般社団法人電波産業会(順不同)
■運営:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)

英国MUSION社3D演出事例「Apologue 2047」(2017年北京)

英国MUSION社3D演出事例「Apologue 2047」(2017年北京)

3Dホログラムディスプレイ3面仕様の新製品dreamoc XL3

3Dホログラムディスプレイ3面仕様の新製品dreamoc XL3

(左)シネ・フォーカス取締役 八重垣圭氏、(右)経営企画部経営推進課課長 市川雅士氏

(左)シネ・フォーカス取締役 八重垣圭氏、(右)経営企画部経営推進課課長 市川雅士氏

#interbee2019

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