【NAB Show 2012】ソニー 　記者会見を開催 出展製品や最新状況を披露

■米ソニーSVP シャピロ氏 3D映像の進展を報告

　米ソニーは15日に開催した記者会見で、主な出展製品や最新の状況を紹介した。
　米ソニーのアレック・シャピロSVPはまず、3D（立体視）映像の進展を報告。カメラ「PMW-F3」と一体型3Dカメラ「PMW-TD3000」で撮影したダンスコンテストの映像を披露した。

　また有機ELモニタースタジオ用カメラが世界累計出荷台数１万台を超えることや、複数カメラの信号をIP伝送できる装置「NXL-IP55」をリリースすることを発表した。

　また光ディスクアーカイブ市場を立ち上げるため、2011年のIBCで公開したディスクストレージシステムを製品化し、賛同パートナーを集めていることを明らかにした。日本からの参加企業は、IMAGICA、オムニバス・ジャパン、Jリーグメディアプロモーション、テレビ東京、東北新社、フジテレビジョンなど。

　さらに、世界で100社を超える放送局が採用したメディア管理プラットフォーム「メディアバックボーン」を、ロンドン五輪で同システムを活用する予定のNBCスポーツの担当者が登壇した。　最後に4K製品の充実をアピール。新開発の「エクスモア」スーパー35ミリCMOSセンサーを搭載した「NEX-FS700」は今後、ファームウェアのアップデートにより、外部機器で4K撮影が可能になるという。

　世界で3番目に規模の大きいブラジルの放送局、TVグローボと協力して制作した4K60pの「リオのカーニバル」も披露。会期中、ソニーブースの4Kシアターで上映している。