【プロダクション】メディアシティ Teranex 2D Processorを活用しアーカイブ設備を拡張
2013.9.6 UP
ブラックマジックデザインは、同社のTeranex 2D Processorの導入事例として、 テレビCMやPVの撮影からポストプロダクションまで幅広く業務を行うメディアシティがアーカイブ作業用に同製品を導入したと発表した。
メディアシティは、Teranex 2D Processorを用いて、古いテープや海外向け映像など、多様なメディアや映像形式のダビングや変換を効率的に進めていく。
最近では、大手イベント会社の大量の映像素材を変換する業務にも利用したという。同イベント会社に2000本以上ある、1インチやD3、ベータカムなどのテープ素材をXDCAMにアーカイブ。テープ1本あたり20-50分の映像記録を、約5カ月かけて処理した。
メディアシティの風間敏和取締役はTranex導入の経緯について、「作業の当初、変換画質に満足できなかったことが導入のきっかけになった」と話す。「手軽な価格のため2式同時に導入できたうえ、エッジがシャープできれいであり、仕上がり品質に満足している」という。
佐藤皇テクニカルアドバイザーは、「テラネックスは単なるコンバーターでなく、必要なサイズやフレームレートに、リアルタイムで高品質に書き換える描画装置」と認識を話したうえで、「ノイズリダクションや色補正などの機能を使うことで、他製品ではできない映像を見せてくれる」と利点を強調している。
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