【NEWS】ソニー 4KライブHDR放送・配信対応リアルタイム変換装置「HDRC-4000」、4K対応多用途カメラ「HDC-P43」発表 4K-HDR、S-Log3/BT.2020のワークフローを拡充
2016.9.14 UP
HDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC-4000」
4K HDR映像のハイフレームレート撮影対応のマルチパーパスカメラ 「HDC-P43」
IBC 2016のソニーブース
4K HDハイブリッド・ライブプロダクションを紹介するエリア
ソニーは9月9日、HDRプロダクションコンバーターユニット 「HDRC-4000」と、4K HDR映像のハイフレームレート撮影対応のマルチパーパスカメラ 「HDC-P43」を発表した。 HDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC-4000」は2017年3月発売。価格は220万円(税別)。 マルチパーパスカメラ 「HDC-P43」は2017年1月発売。価格は1,200万円(税別、本体、ベースバンドプロセッサーユニット、カメラコントロールユニット、リモートコントロールパネルで組んだ場合のシステム価格の一例)。
9月9日からオランダ・アムステルダムで開催されたIBCにおいて、 HDRプロダクションコンバーターユニット 「HDRC-4000」、 マルチパーパスカメラ 「HDC-P43」の新製品を出展。さらに、業界初の2/3型イメージセンサーを搭載したXDCAM 4Kショルダーカムコーダー「PXW-Z450」(12月発売、350万円)や、HD有機ELモニタ「EVM-E251」、「EVM-E171」なども発表している。このほか、ホール・式場や音楽ライブなどで利用できる旋回型の4Kビデオカメラ「BRC-X1000」も発表した。
■配信にあわせた多様なフォーマット変換が可能
HDRプロダクションコンバーターユニット 「HDRC-4000」は、4KライブHDR制作ワークフローにおけるリアルタイム・フォーマット変換を実現する。ソニー推奨の「4K-HDR、S-Log3/BT.2020」で運用し、画質を損なうことなく、コンテンツ配信の用途に合わせた多様なフォーマット変換が可能。放送、インターネット配信などのライブHDR映像の配信時、および入力時に必要となる、多彩な変換機能(OETF/EOTF変換、色域変換、HDR/SDR変換、解像度変換)を提供する。
配信時の変換に加え、HDコンテンツやS-Log3以外の信号を取り込んで映像信号を変換できる。これにより、シンプルなシステム構成で HDR/SDRの同時制作が可能になる。
4K-HDR S-Log3/BT.2020で決定した画質や色を、配信時のEOTFに関わらず、忠実に再現して変換する独自のアルゴリズムを搭載している。
■BT.2020に対応し拾い色域を使用した色再現を実装
マルチパーパスカメラ 「HDC-P43」は、4K/HDライブカメラシステム 「HDC-4300」と同様、2/3インチ3板式4Kイメージセンサーを搭載し、ハイフレームレート撮影(4K2倍速、HD8倍速)に対応。次世代放送の映像制作規格(ITU-R BT.2020)に対応し、広い色域を使用した色再現システムを実装するとともに、S-Log3のHDR技術により高輝度と高コントラストの映像表現が可能。
ベースバンドプロセッサーユニット 「BPU-4000」、「BPU-4500」やカメラコントロールユニット「HDCU-4300」を接続することで、タリー信号、リターン映像、プロンプター出力など、ライブ中継やスタジオ番組制作に必要なインターフェース機能を備えている。
4Kライブサーバー 「PWS-4500」に記録することで、同一ネットワーク上で複数のカメラの撮影データを共有できる。これにより、中継中のハイライトシーンを選択・編集して、スポーツシーンなどの決定的瞬間を、最適なアングルからリプレイできる。
■問い合わせ先
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