【Inter BEE 2014 TV】静科 プロミュージシャン、エンジニアなどが開発に参加した音響パネル「SHIZUKA Stillness Panel」を出展 会場でも高い吸音効果を実証

2015.1.25 UP

 防音材「一人静」や、音響パネルの製造・販売、音響測定を行う静科は、Inter BEE 2014において、同社の音響用パネル「SHIZUKA Stillness Panel」(SSP)を出展した。
 新開発の吸音材パネルを採用。独自の吸音構造によって、静寂な空間をつくりだし、ミキシングの際の最も重要な「正確なモニター環境」をつくりだすことができるという。
 SSPは、プロミュージシャンやレコーディング・エンジニア、音響空間デザイナーなど現場のプロが参加して開発された。音楽スタジオやライブハウス、映画館などの音響空間用の壁素材として優れた特性を持つ。
 薄さ3cmで、大きさは8㎡。素材には従来のウレタンではなく、グラスウールを採用している。そのため500Hzからの音をほぼ反射なく90%以上吸音できる性能を達成した。
 樹脂の発泡剤によって、湿度に強い構造体となっており、メンテナンスフリーで室内と同じように室外でも使える。
 薄型の仕様により、工法の上でも、従来のスタジオのようなルーム・イン・ルームにする必要なく、無気音室に近いような空間を作りだすことができる。
 実際、会場内で他社ブースが採用し、スピーカーの背面に設置したところ、壁からの反響が50Hz付近で3db落ちたという。

(2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容の報告です)

#interbee2019

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