【InterBEE 2012】朋栄 国内初出展のフル4K高速度カメラなど新製品を多数出展 

2012.10.30 UP

フル4K高速度カメラ「FT-ONE」
HD/SD/アナログ混在 高精細マルチビューワー「MV-1620HS」

HD/SD/アナログ混在 高精細マルチビューワー「MV-1620HS」

オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」

オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」

LTOサーバー「LTS-50」

LTOサーバー「LTS-50」

HD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」

HD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」

 朋栄(映像・放送関連機材部門 #6507)は、カメラやビデオスイッチャー、ライブプロダクション、インジェスト/素材管理、アーカイブなどとさまざまなカテゴリーで数多くの新製品を展示する。

■国内初出展 フル4K高速度カメラ「FT-ONE」900コマ/秒で最大9.4秒
 新製品で国内初展示となるのが、フル4K高速度カメラ「FT-ONE」、HD/SD/アナログ混在 高精細マルチビューワー「MV-1620HS」、HD/SDビデオスタビライザー「IVS-710HS」。
 朋栄のハイスピードカメラ「FT-ONE」は、フル4K(4096×2160ピクセル)で最大900コマ/秒までのスーパースロー撮影に対応している。最大9.4秒のRAWデータを内部メモリに記録する。SSDカートリッジの実装も可能だ。
 メモリを16分割し、撮影中に別のメモリ領域の映像を再生する機能を持ち、これにより、スポーツ中継などで行う同時録再ができる。 4K映像から一部の映像を切り出して用いることができる「HD切り出し機能」など、スポーツ番組の中継での用途を想定した機能が付加されている。
 ビデオ出力時に12軸色補整機能を適用することで色相と彩度をリアルタイム調整できる。同機能を用いることで、撮影時に用いる標準カメラとの映像の調整ができる。
 3G-SDI 4系統と、ビューファインダーなどに用いるHD出力を2系統装備している。
 ブースでは「FT-ONE」で撮影し、グループ会社のエクサインターナショナルで、カラーグレーディングなどの仕上げまで実施した映像コンテンツを20分間隔で上映する予定だ。視聴には予約が必要。

■最大16入力に対応する高精細マルチビューワー「MV-1620HS」
 高精細マルチビューワー「MV-1620HS」は、最大16入力2画面出力が可能なマルチビューワー。フリーレイアウト機能をはじめ、表示チャネルやパターンの自動切り替え機能、PCによる映像記録機能など多数の機能を搭載している。
 HD/SDビデオスタビライザー「IVS-710HS」は、VS-700HS の後継モデル。カメラで発生した映像の揺れを電気的に補正し、またカメラのパン、チルトの動きは維持したままブレのみを補正する。収録済みVTR のブレ補正も可能。

■オールインワンのライブプロダクションシステムなど新製品が多数
 このほか新製品では、オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」、1M/E~2M/Eビデオスイッチャー「HVS-390HS “HANABI”」、2M/E~3M/Eビデオスイッチャー「HVS-4000HSA “HANABI”」、LTOサーバー「LTS-50」、HD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」、チェンジオーバースイッチャー「TSS-6200/TSD-6200」、超高感度カメラ「FZ-B1」(FLOVEL社製)など。
 オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」はターンキーシステム。テロップ機能、カメラスイッチング機能など多くの機能を搭載。任意の項目を即座に表示するダイレクトボタン機能やインターネット配信用ストリーム機能を新たに追加した。実機展示コーナーのほか、会場からのインターネットライブ配信にも活用する予定。

■「HANABI」のHVS-390HS、HVS-4000HSA を展示
 1M/E~2M/Eビデオスイッチャー「HVS-390HS “HANABI”」では、今回2M/Eモデルを展示。標準16入力9出力、最大で24入力13の出力。フレームシンクロナイザーを全入力に搭載し、HD へのリサイズ機能、オーディオレベルメータ付きマルチビューワー、動画メモリなど多数の機能を実装。各種パラメーターをPC やスマートフォンから操作することも可能だ。
 2M/E~3M/Eビデオスイッチャー「HVS-4000HSA “HANABI”」では、2M/E モデルならびに3M/E モデルを展示。HD/SD 混在入力、2.5D および3D DVE、マルチビューワー、外部機器コントロール、マクロ、動画ファイルサポートなどとさまざな機能を包括している。

■小型化・低コスト化を実現したLTOサーバー「LTS-50」
 LTOサーバー「LTS-50」は、ビデオ I/O が不要なファイルベース運用に向け、小型化、低コスト化を図った最新のストレージサーバー。LTR で好評の機能を継承し、プロキシ映像自動生成やパーシャルリトリーブなど、アーカイブに必要な各種機能を搭載する。

■12色パラメーター調整が可能なHD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」
 HD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」は、R/G/B の3軸での色補正を大きく超える12色を軸としたパラメーターを調整することにより緻密な色補正が可能。専用ハードウェアによるリアルタイム処理を行う。黒レベルや色相も調整可能なほか、フレームシンクロナイザー機能も内蔵。

■TS信号に対応したチェンジオーバースイッチャー「TSS-6200/TSD-6200」
 チェンジオーバースイッチャー「TSS-6200/TSD-6200」は、TS信号に対応したチェンジオーバースイッチャー。自動/手動切り換えに対応。TSS-6200はシームレス切り換えが可能でTSD-6200はデータ放送用に特化。

■新開発CMOS採用 自動感度調整機能を搭載した超高感度カメラ「FZ-B1」
 超高感度カメラ「FZ-B1」(FLOVEL社製)は、EM-CCDに代わる新開発のCMOSを用いた次世代超高感度カメラ。EM-CCDと同等以上の高感度撮影を実現。明るさに合わせて自動感度調節が可能なほか、従来の高感度カメラにおける昼間の撮影ができない問題を解決。さらに、CCDの弱点であったスミアも克服した。
 朋栄はこのほか、新機能を追加した既存の製品群(「インジェストセンター」、マルチファンクションルーター「MFRシリーズ」、HD/SDキャラクタジェネレーター「3D-VWS Tri」など)も、多数展示する。

【InterBEE 2012】
Inter BEEは、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、IPTV、Mobile TV、クロスメディア、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する「音と映像と通信のプロフェッショナル展」です。クリエイティブ、メディアビジネスの最新動向を知る機会として、メディアに携わるあらゆる方々に関連した展示会です。
11月14日(水)〜16日(金) 幕張メッセで開催します(入場無料)。

HD/SD/アナログ混在 高精細マルチビューワー「MV-1620HS」

HD/SD/アナログ混在 高精細マルチビューワー「MV-1620HS」

オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」

オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」

LTOサーバー「LTS-50」

LTOサーバー「LTS-50」

HD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」

HD/SD高機能カラーコレクター「DCC-7000」

#interbee2019

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