【NEWS】EIZO IMAGICAと共同開発したRec.709色域外警告機能搭載の4K液晶モニター「ColorEdge CG318-4K」がNAB Show「BEST OF SHOW」を受賞
2015.4.16 UP
ブースに展示した「ColorEdge CG318-4K」と「BEST OF SHOW」の盾
ColorEdge CG248-4K
EIZOは、2015年4月13日から16日までラスベガスで開催したNAB SHOWに、IMAGICAと共同開発したRec.709色域外警告機能を搭載した映像制作市場向けの4K液晶モニター「ColorEdge CG318-4K」、「ColorEdge CG248-4K」を出展した。「ColorEdge CG318-4K」は、NAB Showのデジタルビデオ部門で「BEST OF SHOW」を受賞した。
■ 「Rec.709色域外警告」を搭載
「ColorEdge CG318-4K」は31.1型DCI(Digital Cinema Initiative) 4K ColoeRdgeモニターで、国内では3月31日に発売を開始した。入力インタフェースは、ケーブル1本でDCI 4K/60pの表示が可能なDisplayPort 1.2 ×2系統と、4K/30pまで対応したHDMI×2系統を搭載し、HDMI入力はI/P変換に対応。
一方の「ColorEdge CG248-4K」は、23.8型3840×2160/4KウルトラHDの解像度の4K ColoeRdgeモニターで、国内では当初4月20日の販売開始を予定していたが、延期になった。入力インタフェースは、DisplayPortとHDMIの入力端子を各2系統ずつ搭載。DisplayPortケーブル1本で、4K(3840×2160)解像度を、最大60pで表示できる。また、HDMI入力はI/P変換に対応する。
IMAGICAの協力により、この2つの4K液晶モニターに「Rec.709色域外警告」機能を搭載した。この機能は、IMAGICAが開発した3D-LUTデータを液晶モニターに組み込むことで、Rec.2020色域の映像の中でRec.709色域では再現できない色をグレイで警告、もしくはRec.709の色域内に収まるように変換して表示する。
このほか、キャリブレーションセンサーを内蔵しており、センサーが自動で定期的にキャリブレーションする。映像商品開発部商品開発第1課主任エンジニアの小杉優氏は、「Rec.2020色域で撮影されたコンテンツを扱えるため、放送番組を含むコンテンツ制作を行っている方々に使って頂きたいと考えている」と説明した。
ブースに展示した「ColorEdge CG318-4K」と「BEST OF SHOW」の盾
ColorEdge CG248-4K