【NEWS】グラスバレー 8Kノンリニアビデオ編集ターンキー「HDWS 8K」新シリーズ発売 4Kモニターで8K編集映像のプレビュー可能に HDR納品、P2 8K素材のインポートにも対応
2019.6.12 UP
ノンリニアビデオ編集ターンキーシステムHDWS 8K 新シリーズ
グラスバレーは6月11日、8K素材のリアルタイムネイティブ編集を可能とするノンリニアビデオ編集ターンキーシステムHDWS 8Kの新シリーズを発表した。新シリーズは、上位機種の「HDWS 8K Elite」と「HDWS 8K Express」の二機種。「HDWS 8K Express」は販売を開始する。
今回、発表と同時に販売開始となった「HDWS 8K Express」は、8K編集・8Kファイルエクスポート機能を持つEDIUS Workgroup 9 の特別ライセンスを、快適な4K映像編集で定評のあるHDWS 4Kシリーズのハードウェアに搭載したターンキーシステム。8K編集映像を4Kモニターでプレビューできるため、8K映像の編集環境を構築するときの初期コストを抑えられる。
上位機種の「HDWS 8K Elite」は、SDI出力を装備し、8K編集映像を8Kのネイティブ解像度のまま8Kモニターでプレビューできる。
新シリーズで搭載している業務用ノンリニアビデオ編集ソフト「EDIUS Workgroup 9」は、マルチコアプロセッサのXeonに最適化されている。これにより、高速のデコード / エンコード性能を実現しており、GrassValley HQX、XAVC/XAVC S、AVC-Ultra など最新の4Kフォーマットもリアルタイムにネイティブ編集できる。また、HDR編集にも対応している。各種カラースペースにも対応しており、カラーグレーディング用プライマリカラーコレクションや、プロジェクト単位のカラースペース設定によるSDR/HDRの混在編集を実現している。
メタデータ付きのHDRファイルも出力できるため、 放送局やウェブ用のHDR納品にも対応する。Panasonic P2 8Kデコード機能が追加され、P2 8K素材のインポートも可能。
「EDIUS Workgroup 9」の新機能であるビデオアウトコンバージョン機能は、従来のHDWS 4Kシリーズ、REXCEEDシリーズにも搭載予定。これにより、4K編集映像をHDモニターでプレビューでき、追加投資負担を抑えられる。
■ワークステーションスペック
・デュアル構成Xeon プロセッサ(36コア/ 72スレッド)、96GB RAM
・大容量ストレージ:6TB (1TB SSDx 8 / RAID-50)
・64-bit Windows 10Enterprise オペレーティングシステム
・Thunderbolt 3.0
・マルチメディアスロット:SxS / SD card(SDXC対応)/ SD card(UHS-II対応) / CF card / 2.5”SSD
・USB 3.0, USB 3.1
・メンテナンス性に優れたオリジナル筐体
■編集機能
・EDIUS Workgroup9の8K対応特別バージョンを搭載
・8K素材をそのまま取り込み、リアルタイムネイティブ編集が可能
・8Kファイルエクスポート(Grass Valley HQX(AVI, MOV, MXF), H.265/HEVC MP4)可能
・最新4Kコーデックのサポート:XAVC (Intra/Long GOP)、XAVC S、AVC-Ultra、XF-AVC、1D C Motion JPEG.
・24×24 から8KUHDまでの解像度に対応、異なるフレームレートの素材も同一タイムラインでリアルタイム混在編集が可能
・多くのフォーマットにネイティブ対応:XDCAM、P2、GF、XF、CMF(K2 files)、AVCHD、MXFなど
・4Kプレビューボード(QFHD /DCI 4K対応)により、8K映像を4Kコンバートしプレビュー可能
※ 8K ベースバンドプレビュー出力機能は非搭載
【製品詳細ページ】
https://www.grassvalley.jp/pdt-item/hdws-8k-express/
ノンリニアビデオ編集ターンキーシステムHDWS 8K 新シリーズ