【IBC 2013】ブラックマジックデザイン DaVinci Resolve 10を公開
2013.10.11 UP
ブラックマジックデザインは、大幅にアップデートしたカラーグレーディングソフト「DaVinci Resolve 10」のパブリックベータ版を公開した。
オンセットグレーディングの広まりに対応できるよう、カメラからの入力に、ライブでプライマリー、セカンダリー、パワーウインドウなどのツールを活用できる。グレーディングデータは保存され、ファイルがロードされたとき再度リンクする。
他社編集ソフトウエアの編集データを読み込み、RAWファイルからマスターをレンダリングするなどワークフローを統合してフィニッシングすることが可能。
映像音声のトラック数を無制限に増やせるほか、クリップごとに16chの音声がついたマルチトラック編集ができる。トリム機能やタイトル作成も強化した。
カラコレでは、OpenFXプラグインをサポートしたほか、1ノードでパワーウインドウを無制限に使用できる。RAWファイルから直接DCPにレンダリングすることも可能になった。
無償のDaVinci Resolve Liteは4K解像度のサポートと対応GPUの数を増やした。
「Ultra Studio 4K」「Deck Link 4K Extreme」などキャプチャー・再生製品のソフトウエア「Desktop Video」は10版にアップグレードし、キャプチャーおよび再生を同時に行う機能を搭載した。
合わせて、ダビンチリゾルブで映画制作するユーザーの要望によりアーキテクチャーを一新。撮影現場でカメラから映像を直接キャプチャーし、複数ノードを使ってライブグレーディングし、現場モニターに出力することが可能になった。
R10K RGBをサポートしたフレームバッファーや12ビット映像、高フレームレート映像をサポートした。10月から無償提供される。