【After NAB Show 2016】ブラックマジックデザイン NAB Show 2016で発表した「Blackmagic Duplicator 4K」など新製品を日本で初お披露目
2016.5.23 UP
Blackmagic Duplicator 4K
Blackmagic Video Assist 4K
Blackmagic Micro Converter
Blackmagic IP Video Strategy
ブラックマジックデザインは、5月19日(木)、20日(金)に東京・秋葉原のUDXにて開催したAfter NAB Show Tokyo 2016において、今年のNAB Showにて発表した「Blackmagic Duplicator 4K」、「Blackmagic Video Assist 4K」、「Blackmagic Micro Converter」、「Blackmagic IP Video Strategy」など4K対応の新製品を出展した。
■ 25枚のSDカードに一括コピーが可能な「Blackmagic Duplicator 4K」を展示
「Blackmagic Duplicator 4K」は、Ultra HDコンテンツをライブイベントなどの終了時に即座に25枚のSDカードに一括コピーして配布を可能とするSDカードレコーダ。価格は226,800円(税抜)。25系統の内蔵SDレコーダー、マルチレート12G-SDIインターフェース、リアルタイムH.265ハードウェアエンコーダーを搭載。リアルタイムH.265ハードウェアエンコーダーで、2160p60までの高フレームレートでエンコードし、SD/HD/Ultra HDビデオファイルを標準のSDカードにオープンファイルフォーマットで保存する。「1時間のUltra HDコンテンツであれば、廉価の8GB SDカードに簡単に収録可能」という。また、フロントパネルコントロールは、収録、停止、ロック、アペンド(追加)、メニュー、リモートの6つの発光ボタンが付いており、「操作が簡単」という。
■ 4K収録に対応したレコーダ「Blackmagic Video Assist 4K」を展示
「Blackmagic Video Assist 4K」は、7インチの高解像度スクリーン、ノンストップ4K収録に対応した2系統の高速レコーダーだ。価格は101,800円(税抜)。ディスプレイの解像度は1920×1200pix。SDカードに、1080 HDおよび2160p30までのUltra HD(10bit 4:2:2 ProRes)の収録が可能。なお、2系統のレコーダーを搭載しており、1枚のカードがフルになると、自動的に2枚目のカードに収録を継続する。インタフェースは、HDMIとSDI、オーディオはミニXLR入力を2系統搭載する。
■ 超小型ポケットサイズのビデオコンバータ「Blackmagic Micro Converter」を展示
「Blackmagic Micro Converter」は、フルサイズのコンバーターと同じ放送局品質の10-bitビデオ処理に対応した超小型ポケットサイズのビデオコンバータだ。SDI to HDMIとHDMI to SDIの2種類があり、価格は1万円を切る9,980円。電源はUSB給電に対応。「PCやスマートフォンの充電器からのUSB給電も可能」という。また、超小型であるが、熱暴走などは起きないという。
■ 「TICO」を採用したIP伝送装置「IP Video Strategy」を参考出展
ブラックマジックデザインは、intoPIX社の低遅延圧縮技術である「TICO」を採用した12G-SDI VideoのIP伝送装置「IP Video Strategy」を参考出展した。筐体はTeranex Miniと同じサイズを採用している。intoPIX社の「TICO」は、圧縮率4:1圧縮(SMPTE RDD35)のヴィジュアル・ロスレスに対応している。NAB Show 2016で技術展示したもので、今回日本でも初お披露目となった。出荷時期については、年内を予定しているという。
この他、URSA Studio ViewfinderやATEMスイッチャ6.8アップデート、SD/HD/Ultra HD入力映像を4系統分割表示可能なMultiView 4などを展示した。
Blackmagic Duplicator 4K
Blackmagic Video Assist 4K
Blackmagic Micro Converter
Blackmagic IP Video Strategy