【NEWS】レッドディジタルジャパン 月島スタジオでフォトグラファーを対象にした4Kワークフローのイベントを開催
2013.2.14 UP
セミナー会場もスタジオを利用
右から山田統括所長、宮本氏、藤本氏、渡辺氏
レッドディジタルジャパンは2月9日、代官山スタジオグループ(ユーアール スタジオ事業部)の月島スタジオで、「フォトグラファーのためのRED 4K撮影&ワークフロー」と題したイベントを開催した。スチル写真を撮影するプロのフォトグラファーを対象に、RED EPIC / SCARLETの実機や関連機器を展示紹介すると同時に、 REDによるスチル撮影・映像撮影から、色管理・編集などのワークフローについてのセミナーが行われた。
「フォトグラファーセミナー」「ムービーセミナー」と題した約1時間のセミナーが2回(午前と午後)開催され、いずれも40人を越す来場者で満席となった。
「フォトグラファーセミナー」には、ユーアール スタジオ事業部の映像プロデューサー 藤本ツトム氏が登壇し、4K動画撮影の基本設定の紹介から、RED CINE-Xによる現像&静止画切り出しの方法や品質管理について解説した。また、月島スタジオのRED 4K サポート体制についても、4K撮影、編集、動画レタッチまでの対応についての説明が行われた。
「ムービーセミナー」では、デジタル映像技術者の渡辺裕之氏が登壇し、RED CINE-X & Premiere Pro CS6による編集の基本を説明した。
撮影スタジオを会場に利用した展示会場では、REDのEPIC/SCARLETのほか、銀一スタジオショップのDSLR用リグセットや、ライトアップが扱うredrockmicro社製DSLR用リグなどが展示されたほか、ナナオ(4月からEIZOに社名変更)の4K×2K対応モニター「FDH3601」を用いて、画像のカラーグレーディングのデモなどを実施した。
■レッドディジタルジャパン 宮本氏「増加傾向にあるスチル撮影関連業務」
イベントを主催したレッドディジタルジャパン 営業部の宮本幸祥氏は、今回のイベントのねらいについて、次のように話す。「スチル撮影の関連業務が増加傾向にある。代官山スタジオは、いち早くREDのワークフローやシステムの構築に取り組まれてきた。そうした中で、フォトグラファーのご要望もあり、共催という形で今回のイベントを開催した。当社は販売をする立場から、また代官山スタジオは、REDを用いた撮影、編集などトータルサポートという立場から、スチルフォトグラファーの方にアピールをした」
■月島スタジオ 山田統括所長「フォトグラファーが手ぶらで来ても4K撮影に対応できる態勢」
イベントの共催・タイアップとして、会場である月島スタジオを会場として提供したユーアールスタジオ事業部の執行役員/統括所長の山田富士男氏は、REDによる撮影のサポート態勢について次のように話す。
「月島スタジオは、 通常のスチル撮影スタジオと比べて、より大きめのスペース設計になっており、昨年の開設当初から、REDのムービー撮影への対応を想定してきた。フォトグラファーの要望に対応したワークフローの構築を進めるとともに、スタッフが経験を重ねてきている点を強みとしている。ここにきて、静止画と映像の両方を想定したプロジェクトが増え、HDから4Kへと、より高品質な画像が求められるようになっている。分業化が進んでいる映像業界と比べると、スチルカメラの現場は、カメラマンが広い範囲の作業をこなす必要があるのだが、月島スタジオへ来てくれれば、手ぶらできてもらえれば、すべてサポートできるぐらいの態勢を整えている」
セミナー会場もスタジオを利用
右から山田統括所長、宮本氏、藤本氏、渡辺氏