【NAB Show 2013】パナソニック 今秋発売のAVC-ULTRA記録対応カメラ 「AJ-PX5000」を公開 マイクロP2カードスロット搭載、低ビットレートでフルHD10ビット4:2:2記録

2013.4.13 UP

AJ-PX5000G

AJ-PX5000G

 パナソニックはNAB Show2013のブースで、AVC-ULTRA記録とmicroP2カードスロットに初めてネイティブ対応したP2 HDカメラコーダー「AJ-PX5000」を公開した。

■P2とmicroP2スロットを2基ずつ装備 スムーズな移行が可能に
 microP2は、パナソニックが昨年のNABで発表したP2カードの進化版。これまでのP2はメモリーの規格がPCカード(Card Bus Type-II)であったが、microP2では、SDメモリーカードに変更している。これにより64GB時、従来比約60%のコストダウンを実現している。今回初公開したAJ-PX5000は、これまでのP2スロット2基、および、プロキシやメタデータ記録のためのSDカードスロット1基に加えて、このmicroP2スロットを2基搭載している。
 記録時にP2かmicroP2のどちらかを選んで記録できる。いわゆる「またぎ記録」はできないが、既存のP2の利用者がマイクロP2への移行をスムーズにできるよう配慮されている。

■肩載せタイプ 25MbpsでAVC-Intra100と同程度の画質を実現 
 本体重量約3.5kgの肩載せタイプ。イメージセンサーに2/3型220万画素3MOSを搭載。1080P/ 1080i/720P記録に対応しており、AVC-Intra100時10ビット1080プログレッシブ信号をフルラスターで記録できる初のP2カメラとなる。AVC-LongGも標準で装備している。 
 AVC-ULTRAに対応し、低ビットレートの25MbpsでこれまでのAVC Intra100と同程度の高い画質を保っている。またオプションでAVC-Intra200というさらに高画質(1080/60i時、ビットレート約200Mbps)の記録と、AVC-Proxy記録が可能。AVC-Proxyはオフライン編集のためのもので、3.5Mbpsから800kbpsまでのビットレートになっている。

■microP2、P2に対応したレコーダーAJ-PD500も出展
 microP2カードのスロットとP2カードのスロットをそれぞれ2基装備したレコーダー「JA-PD500」は、3.5kg、ハーフラックサイズの軽量・コンパクトなボディ。USB3.0インタフェースでHDDやSSDにファイルの高速転送ができる。12Vのバッテリーでも稼働するなど、フィールドでの制作にも適している。

AJ-PX5000G

AJ-PX5000G

#interbee2019

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