【Inter BEE 2016 TV】日本アイ・ビー・エム 4K8Kのワークフローに対応する最新ストレージ技術をデモ 独自のフラッシュストレージで3Uで512TB、12GB/sを達成
2016.11.16 UP
IBM DeepFlash 150では内部構造を披露
IBM TS1150も内部のドライブの動作を見ることができる
日本アイ・ビー・エムは、11月16日(水)から18日(金)までの3日間、幕張メッセで開催するInter BEE 2016に出展し、エンタープライズ テープ・ドライブ「IBM TS1150」、オールフラッシュ ストレージ「IBM DeepFlash 150」、「IBM Cloud Object Storage」などを出展している。
「IBM TS1150」は、テープテクノロジー。 1本で10TB、非圧縮での転送レート360MB/s(2.88Gbps)を実現し、8Kの実時間収録を可能にする世界で一番大容量で最速のエンタープライズテープ。これにより、4K DPX 10bit 60p 1時間尺で7TBになるファイルも充分に収容できる。ブースでは、実際にテープドライブの中が見える形でデモを実施。開発を担当したエンジニアが内部構造についての説明をしている。
「IBM Deep Flash 150」は、 4K8K映像の編集を効率化するフラッシュテクノロジー。3Uの筐体で、最大ストレージ容量512TBを実現しており、データリードは最大で12GB/sを達成している。オールフラッシュであるがSSDとは異なる技術を用いている。ブースでは内部構造が見える形での動態展示をしており、内部の動作状況を知ることができる。
「Cloud Object Storage」は、オブジェクト・ストレージによるクラウドテクノロジーになる。大容量で高セキュリティのストレージ。従来のRAIDテクノロジーが不要で、少ない物理容量で大容量のスケールアウトが可能。
ブースでは、制作ワークフローに組み込んだ形のデモを実施する。JVCケンウッドのカメラを用いて、IBMのブルーミックスインフラストラクチャーに展開している朋栄のメディアアセットマネジメント「メディアコンシエルジュ」で受けるワークフローを構築。メディアコンシエルジュの映像データをIBMのオブジェクトクラウドストレージにバックアップをとるデモを実施している。
今回は、このオブジェクトストレージにKDDIのクラウドサービスを使用しており、バックアップデータがクラウド上のストレージに展開される様子を見ることができる。
【日本アイ・ビー・エム(株)】
本社住所
〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21
URL
http://www.ibm.com/jp
出展部門 /ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール4 /4510
IBM DeepFlash 150では内部構造を披露
IBM TS1150も内部のドライブの動作を見ることができる