【NEWS】 メ〜テレとCNCI イスラエルピクセロット社のAIカメラシステムでカメラマンなしによるスポーツ・ライブ配信を実施 朋栄が機材提供、技術協力
2018.7.27 UP
フットサル大会での撮影。赤丸の中がピクセロット本体
ピクセロットは1つの筐体に4つのカメラが内蔵している
5mの高さにピクセロットを設置
会場内でピクセロットによる映像を配信
名古屋テレビ放送(メ〜テレ)と、コミュニティネットワークセンター(CNCI)は、7月7、8日の2日間、フットサル大会「CNCIケーブルテレビフットサルフェスタin Oasis 21」(主催 CNCI)のライブ配信中継に、イスラエルのPixellot(ピクセロット)社のAIカメラシステム「Pixellot Standard」(ピクセロットスタンダード)を使用し、カメラマンなしの自動オペレーションによる撮影・配信を実施した。ピクセロットスタンダードは、朋栄が輸入販売をしており、今回の撮影・配信の機材提供、技術協力を担当している。
■4台のカメラ映像から6Kのパノラマ映像を生成
4台のカメラ映像をスティッチングすることにより、6Kのパノラマ映像を生成する。試合状況に応じた最適な画角、アングルをAIが自動で計算し、選手やボールの動きに合わせて自動追従できる。カメラを据え付けるだけで、カメラマンなしでカメラワークを実現する次世代スポーツ中継システム。
会場では、フットサルコートの脇に装置を設置し、約5mの高さから2日間で計45試合を撮影、ライブ配信した。最低2名でセッティングでき、セットアップ後は、ほぼ一日、カメラマンなしでの自動オペレーションを実施した。
メ〜テレ技術戦略部の原大智氏は「運用の手間がないことを実感した。屋外での利用で、2日間トラブルなく配信し続けることができ、安定性にも優れている。カメラ本体に電源を引かなくても良い点も、スポーツ中継に適した良いポイント」と評価した。
AIによる自動カメラワークについても、「どのようなカメラワークになるか不安な点もあったが、良い意味で期待を裏切る見やすいカメラワークだった」と述べている。
「CNCIケーブルテレビフットサルフェスタ in Oasis21」は、U-8、U-10、U-12、U-14のカテゴリを対象に45試合が行われ、決勝戦会場の名古屋栄・オアシス21に設置したモニターに表示した。
フットサル大会での撮影。赤丸の中がピクセロット本体
ピクセロットは1つの筐体に4つのカメラが内蔵している
5mの高さにピクセロットを設置
会場内でピクセロットによる映像を配信