【Inter BEE 2014】アドビ システムズ 4K時代に即応したAdobe CCの最新アップデート版を最新WSで実演 355インチ、横幅8mの超大型LEDディスプレイで4K60pデモ
2014.11.12 UP
アドビ、インテルの共同出展ブースに構える355インチの超大型4Kスクリーン
Adobe Premiere Pro CC
Adobe After Effects CC
アドビシステムズは、11月19日(水)から21日(金)までの3日間、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2014にインテルと共同でブースを設ける。ブース(ブース番号:6304)では、「映像処理をより速くする」「最新の技術に対応する」「安心して使える」の3点をアピールポイントとして、映像制作に適したソフトウエア、ハードウェアの環境を提案する。
ブース内のデモステージには、355インチの大型LEDスクリーン「4K VIEWING」を設置し、4K映像の上映を行う。アドビ システムズ マーケティング本部 デジタルメディア第2部 マーケティングマネージャーの古田正剛氏は「横幅約8mという大画面の4K映像は非常にインパクトがあり、これだけでも必見」と語る。
■Adobe CCの最新アップデートを体験
展示の最大のトピックは、Adobe Creative Cloud(Adobe CC)の最新アップデートを体験できる点だ。Adobe CCは2014年6月にメジャーリリースを行い、その後2014年10月にアップデートを加えている。
映像編集の「Adobe Premiere Pro CC」は、4K制作の対応をさらに強化した。映像の現像処理に当たるデベイヤーをGPUで高速処理できるフォーマットとして、すでに対応していたCinema DNG、 REDに、AJA CION、 Canon RAW、 Phantom Cineが加わった。また8K/4K対応のクロスプラットフォーム中間コーデックとしてGoPro CineFormにネイティブ対応した。8K/4K対応のモーショングラフィックス特殊効果ツール「Adobe After Effects CC」も10月のアップデートでGoPro CineFormエンコード・デコードにネイティブ対応するなど機能強化を行っている。
ブースのデモは、インテルの最新SSDやCPUを搭載したワークステーションで実施する。「日本ヒューレット・パッカードが提供するワークステーションは18コアのプロセッサをデュアルで搭載し36物理コアのマシンで、Ultra HDの編集がスムーズに行える様子を示す」(古田氏)という。
■355インチの4K大画面のデモステージ
デモステージには、355インチの4Kスクリーンを設置し、各種のデモを行う。「毎時10分と40分から30分ごとにセッションを用意する。4K60p制作ワークフローの事例紹介や、番組制作者のためのAdobe Premiere Pro、Adobe After Effectsのアップデートの紹介、海外からのゲストの講演も準備した」(古田氏)。
4Kスクリーンでは、制作したコンテンツだけでなく、4K関連のセッションではAdobe Premiere ProおよびAdobe After Effectsの操作画面も4Kで表示する。古田氏は、「立ち見スペースも十分用意するほか、会場入口のエスカレーターからも大画面のデモが見られるので、ぜひ大画面の4K映像を目の当たりにしてほしい」と語る。
■「安心して使える」ことをアピール
アドビ システムズでは、「安心」をキーワードの1つに掲げる。「より速く、より最新技術に適応するだけならば比較的簡単だが、長期間利用してもらうための安心を提供するのは難しい。利用者が多いこと、標準化された技術を使うこと、会社の事業継続性が見込めることなども導入時には検討する必要がある」と古田氏は指摘する。そうした視点からもアドビ システムズとインテルがタッグを組んだInter BEEブースをしっかりチェックしてほしいと語った。
【アドビ システムズ】
本社住所:〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-2
URL:http://www.adobe.com/jp/
ICT/クロスメディア部門 /ホール6 /6304
アドビ、インテルの共同出展ブースに構える355インチの超大型4Kスクリーン
Adobe Premiere Pro CC
Adobe After Effects CC