【InterBEE 2012】駒村商会 国内初出展のエーデルクローン社製スタビライザー、DSRL用フォローフォーカスなど新規取り扱い製品含め多数の新製品を出展
2012.11.9 UP
エーデルクローンの「The Pocket Rig」
「グライドカム 4000プロ」とサポートシステムの組み合わせ
駒村商会(映像・放送関連機材部門、#8214)は同社が取り扱うデジタルカメラ用スタビライザー、シネベース、レンズおよびレンズマウント、アイソレータなどを出展する。なかでも9月から取り扱いを開始した「edelkrone(エーデルクローン)」製品は同社が国内唯一の正規代理店として販売するもの。超軽量・超コンパクトなデジタル一眼レフカメラ用リグなどユニークな製品を紹介する。そのほか、シュナイダー製レンズなど実績と定評のある製品も豊富に展示する。
■エーデルクローン社のスタビライザーとフォローフォーカスを国内初出展
エーデルクローンの「The Pocket Rig(ポケット・リグ)」は折り畳み式で小さく収納できるスタビライザー。アルミニウムとステンレス鋼製で、軽量・堅牢なつくりとなっている。サイズは14×6×5.5cm。内側に折りたたんだ業界標準の15mmロッドを備え、フォローフォーカスにも対応する。カメラに取り付けてもその大きさ、重さをほとんど感じないという。
カメラの下部に小さく収納でき、必要な時にすぐに展開してスタビライザーとして使用できる。身体にフィットした軽量感で、手ブレすることなく安定した映像を撮影できるという。静止画はもちろん、デジタル一眼レフカメラによる動画の撮影にも活用できる。持ち運びに便利で機能性にも優れていることから、デジタル一眼レフカメラのコンパクトなサイズを活かした撮影システムを提案していく。
エーデルクローンの「FOCUS ONE PRO(フォーカスワン・プロ)」もユニークな製品だ。フォーカスワン・プロはワンマンオペレーティングのためのフォローフォーカス製品。
回転ギアは標準0.8ピッチと互換性があり、ほとんどのシネレンズをそのまま使用できる。デジタル一眼レフカメラ用レンズは付属のレンズギアを装着すれば使用可能だ。
フォーカシングダイヤルは角度調整が可能で、手軽な操作で精度の高い動きを実現する。またマーキングディスクはカメラマンのほうに向いているので、カメラワークをしながら印を確認できる。マーキングディスクのまわりの目盛りダイヤルを使用すれば、印をつける必要もなく、カメラマンは一人で撮影ができるようになる。革新的な設計によるワンマンオペレーティングが可能な点をアピールし、フォローフォーカスの新しい形を提案していく。
エーデルクローンはトルコのリグメーカー。駒村商会が国内唯一の正規販売代理店として、今年9月から取り扱いを開始した。
■シュナイダー製レンズの新シリーズ「Cine-Xenar III」を先行展示
ドイツ・シュナイダークロイツナッハ社のデジタルシネマ撮影用レンズ「Cine-Xenar III(シネ・ゼナーIII)」も展示の目玉の1つだ。これはシネ・ゼナーの新シリーズ製品。従来よりも軽量コンパクトになったため、レンズ交換やその後の作業が今まで以上に容易になるという。PLマウントとキヤノンEFマウントに対応し、デジタル一眼レフカメラでの使用も可能だ。6機種(18mm、25mm、35mm、50mm、75mm、95mm)ある全レンズが同じ外形寸法で、フォーカスやアイリスコントロールリングは同じ位置に設定される。
機能的には従来のシネ・ゼナーシリーズでも定評のあったボケ味を活かすため、すべてのレンズに18枚の絞り羽根を搭載した。またフレアー補正に改良を加え、徹底的なフレアー除去が施されているという。
国内では駒村商会を通じて販売する。販売開始は今年12月の予定。
■プロ用撮影支援システムを豊富に出展
そのほかにも、プロ仕様の撮影支援システムを多数展示する。たとえば、「アイソレータ 100」は軽量・小型のビデオカメラ用防振装置。ドリーを用いる撮影や、車中にカメラを置いた撮影に効果を発揮する。「アイソレータ 150」はフィルム・ビデオカメラ両用の防振装置。より多様な用途に使用できる。
またスタビライゼーション・システムとして「グライドカム 2000プロ/4000プロ」「グライドカム HDシリーズ」なども展示する。いずれも軽量で操作性が高いのが特徴。
アクセサリーのサポートベストやスムースシューターを使えば、体に装着しての撮影が可能だ。移動しながらの撮影でも、カメラがガタついたり揺れたりすることなく、スムーズな追いかけショットの撮影ができるという。
グライドカムのスタビライゼーション・システムは世界中の放送局でスポーツ中継、走行中のクルマからの移動撮影などに利用されている。映画やドラマなど動きの激しいシーンの撮影にも効果を発揮する。
コンパクトタイプの16X9社製シネ・カメラ用サポートシステム「シネベース M15」や「レンズマウント PL」、ホースマンのティルト&シフト レンズコントロールシステム「TS-Pro」シリーズなども出展する。
いずれもブースではデモ用機材を用意しており、実際に手にとって使い勝手や操作性を体感できる。
【InterBEE 2012】
Inter BEEは、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、IPTV、Mobile TV、クロスメディア、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する「音と映像と通信のプロフェッショナル展」です。クリエイティブ、メディアビジネスの最新動向を知る機会として、メディアに携わるあらゆる方々に関連した展示会です。
11月14日(水)〜16日(金) 幕張メッセで開催します(入場無料)。
エーデルクローンの「The Pocket Rig」
「グライドカム 4000プロ」とサポートシステムの組み合わせ