【Inter BEE 2015】オートミキサーの発明者、ダン・デュガン氏来日 最大64chのMADI入出力対応オートミキサーやAVID対応ライブ・サウンドシステムなど最新製品一堂に
2015.11.9 UP
Dugan Model M
Dugan Model Kのプロトタイプ
欧州で開催されたISE(Integrated Systems Europe) 2015のブース
オートマチックマイクロホンミキサー(オートミキサー)の発明者Dan Dugan(ダン・デュガン)氏が代表を務めるDan Dugan Sound Design(ダン・デュガン・サウンドデザイン)は、11月18日(水)から20日(金)まで、幕張メッセで開催するInter BEE 2015に出展する。最大64chのMADI入出力を備えたオートミキサー「Model M」をはじめDanteネットワーク対応「Model N」およびタクタイル・キーボードコントローラー「Model K」といった新製品の展示とデモンストレーションを行う(ブース番号:ホール1 /1508)。
またヤマハのデジタルミキシングコンソール向け「Yamaha Dugan-MY16」やAvid SC48、FOH Rack、Mix Rackベースのライブ・サウンドシステム向け「Avid Dugan-VN16」といったカードベースのオートミキサー製品も展示する。
さらに、ダン・デュガン氏自らが来日し、セミナーと実機デモンストレーションも同社ブースで実施する。
■米劇場界 サウンドデザイナーの第一人者デュガン氏が来日
デュガン氏は米国劇場界で初めてサウンドデザイナーと認められた第一人者で、オートマチックマイクロホンミキサー(オートミキサー)を世の中に生み出した開発者として知られる。またDugan Speech Systemなど開発した様々なアルゴリズムを特許にしている。
■マイクの自動検出からの自動調整を実現
オートミキサーは、サウンドミキシングコンソールのアクセサリーとして、台本のない演目やゲイン調整が事前に決まっていない場合でも、有効なマイクを自動検出して各チャンネルのゲインおよびトータルゲインを自動調整し、効果的にバックグラウンドノイズやフィードバックの発生を抑制する。これによってエンジニアは煩雑なフェーダー操作から解放され、確実で安定したオペレーションを実現できる。
【出展製品】
<Dugan Model M /N>
Dugan Model Mは最大64chのMADI入出力を備えたオートミキサーで、Dugan Model NはDanteネットワークに対応するオートミキサー。
両システムともPoE(Power over Ethernet)給電が可能で、最大96kHzまで対応(96kHz動作時 32ch)し、独自アルゴリズムDugan Speech System(デュガン・スピーチシステム)やミュージックシステム及びデュガン・ゲインリミッティングシステムを採用している。さらに、シーンメモリー機能を備え、現場での素早いセットアップ、リコールが可能。
インタフェースには大規模システム構築用のリンク端子や16チャンネルの入出力に使用可能なADAT入出力を装備している。 Model M/Nの操作はフロントパネルのほかに、Model K タクタイルコントロールパネル、およびソフトウェアベースのDugan Control panel for Jave(無償)や近日公開予定のiPadアプリDugan Control Panel for iPadが揃う。
<Dugan Model K>
Dugan Model Kは、全てのDugan製品とネットワークを通じて接続できるタクタイル・キーボードコントローラー。操作時の視認性を向上するLCDディスプレイを採用し、各チャンネルには、照度調整が可能な自照式のオート、マニュアル、ミュートキーやウェイト等を調整するエンコーダーを装備している。
コントロールソフト「Dugan Control Panel」と同様に、ネットワーク上のDugan機器を8チャンネルごとに表示してレイヤーを切り替えることにより全ての機器、チャンネルの操作が可能になっている。
Dugan Model M
Dugan Model Kのプロトタイプ
欧州で開催されたISE(Integrated Systems Europe) 2015のブース