【Inter BEE 2014 TV】西菱電機 5人同時に通信可能な近距離通話用特定小電力無線機「G-TALK」や ソフトバンクLTE対応の通信・音声対応業務用IP無線機を出展
2014.11.26 UP
次世代小型トランシーバー「G-TALK」
IP無線機「SoftBank301SJ&201SJ」
西菱電機(本社:兵庫県伊丹市)は、2014年11月19日(水)から21日(金)の3日間、幕張メッセにて開催したInterBEE 2014に初出展、5人同時に通信可能な近距離通話用特定小電力無線機「G-TALK」や、全国のソフトバンクモバイルの通信サービスエリア内で通信・音声通話(単方向)が可能なハンディ型の業務用IP無線機「SoftBank 301SJ」を出展した。
■ 「基地局不要」というメリットで最大5人まで複数同時通話が可能
次世代小型トランシーバー「G-TALK」は、2.4GHZ微弱電波(10mw)を利用した近距離での簡易連絡に利用できる特定小電力無線機。工事現場やイベント会場から、アウトドア、ゴルフ場、ツーリング、スキーまで幅広い業種や分野で利用してもらているという。
従来は、複数の人数で利用する場合基地局が必要だったが、一つの周波数を使って端末それぞれが順番に送信を行う新開発の時分割多重方式による通信方式で最大5人まで複数同時通話が可能。受信専用モードの場合は、接続数の上限がないという。
利用可能な範囲は、見通し距離で100m。なお、携帯電話やPCと接続することで、遠方から複数同時通話で指示を行うことが可能(オプション)という。例えば、本部が1人で離れた現場にいる4人と同時通話が可能になる。
情報通信営業部通信システム営業1課の巻田直樹氏は「放送事業者からインカムとして利用できると非常に興味を持って頂いている。今後も放送事業者様へアピールしていきたい」と語った。
■ 全国のソフトバンクモバイルの通信サービスエリア内で通信・音声通話(単方向)が可能
西菱電機はこのほか、今年2月にリリースしたソフトバンクのLTE回線を利用したIP無線機「SoftBank301SJ&201SJ」を出展した。「SoftBank 301SJ」は、プラチナバンドを含むソフトバンクモバイルの通信サービスエリア内で、通信・音声通話(単方向)が可能なハンディ型の業務用IP無線機。プレストークによる一斉・グループ・個別の呼び出しやGPSによるトラッキング、動態管理などの需要にも対応し、IP65相当の防水・防塵性能を備えているという。従来の業務用無線のような無線免許申請や無線資格従事者による工事は不要だ。
情報通信営業部通信システム営業1課の松岡秀氏は「基地局が不要で、全国の携帯電話網を利用できる。また、タブレットやPCでGPSによるトラッキングも可能なため、現在はタクシー会社や物流企業で利用頂いているが、放送事業差にもアピールしていきたい」と説明した。
【西菱電機】
本社住所:〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木3-5-33
URL:http://www.seiryodenki.co.jp/
出展部門/ホール/小間番号:映像・放送関連機材部門/ホール4/4504
次世代小型トランシーバー「G-TALK」
IP無線機「SoftBank301SJ&201SJ」