【NEWS】カールツァイス マニュアルフォーカスレンズ「Milvus」の超広角レンズなど3機種発表 シネマ向けライトウェイトズームレンズやiPhone用ワイドコンバージョンレンズも出展
2016.9.28 UP
Photokinaのカールツァイスブース
マニュアルフォーカスの一眼レフ用レンズ「Milvus」新ラインアップ
iPhone用ワイドコンバージョンレンズ「ExoLens」
各種新製品の展示エリア
カールツァイスは、 9月20日から25日までの6日間、ドイツ ケルンメッセで開催したPhotokina(フォトキナ)2016において、 マニュアルフォーカスの一眼レフ用レンズ「Milvus」の新ラインアップ(上写真)と、シネマ向けズームレンズ ライトウェイトズームレンズシリーズの新製品を発表した。
マニュアルフォーカスの一眼レフ用レンズ「Milvus」に新たに加わったのは、下記の3機種。
(1)15mm F2.8 「ZEISS Milvus 2.8/15」(2,699米ドル)
(2)18mm F2.8 「ZEISS Milvus 2.8/18」(2,299米ドル)
(3)135mm F2 「ZEISS Milvus 2/135」(2,199米ドル)
マウントはキヤノン用のZEとニコン用ZF.2が用意されている。
Milvusシリーズは、カメラの高画素化へ対応するための設計により、収差バランスを最適化。シリーズのすべてに、ZEISSの T*反射防止コーティングが施されている。各レンズに最適化したコーティングレイアウトにより、フレアやゴーストの発生を極限まで抑えている。鏡筒内には内面反射を抑制するための特殊な表面処理やフレアカッターを設け、不要な反射を防止している。さらにカラーフリンジを最小限にとどめるため、異常低分散ガラスを有効に採用いている。
マニュアルフォーカスのために、指先による繊細なピント合わせを可能にするため、回転角を大きく設定。レンズ鏡筒には、メートルとフィートの両方の距離表示をしている。静かで滑らかな絞り(ZF.2マウントはデクリック機構付き)と、大きなピントリングの回転角はビデオ撮影にも適している。
シネマ向けズームレンズ関係では、新たにライトウェイトズームレンズシリーズとして、21-100mmの「ZEISS Lightweight Zoom LWZ.3 21-100mm/T2.9-3.9 T」を発表。イメージサークルはスーパー35mmサイズ、シネマズームレンズで約5倍のズーム比と重量2.0kg、長さ226mmと軽量コンパクトに設計されている。
前枠口径φ114mm、0.8 Mギアピッチと、シネマレンズの基本設計に加えてCP.2/CZ.2と同様に、IMS交換マウント方式を採用。別売りの交換マウンとツールキットを購入すれば、ユーザーでも簡単にマウント変更が出来る設計で、PLマウントを始め、キヤノンEF、ソニーE、マイクロフォーサーズ、ニコンFの5タイプに対応する。発売は来年1月からで、価格は$9,900を予定している。
ブースではこのほか、同社が提携開発したiPhone用ワイドコンバージョンレンズ「ExoLens」のシリーズも展示。EISS Mutar 0.6x Asph T*ワイドアングルレンズに加えて、ZEISS Mutar 2.0x Asph T*テレフォトレンズ、ZEISS Vario-Proxar 40-80 T* マクロズームレンズの3種を展示した。
Photokinaのカールツァイスブース
マニュアルフォーカスの一眼レフ用レンズ「Milvus」新ラインアップ
iPhone用ワイドコンバージョンレンズ「ExoLens」
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