【NEWS】ARRI ALEXA MiniにLFのラージフォーマットセンサー搭載 「ALEXA Mini LFカメラ」を発表
2019.3.29 UP
ナックイメージテクノロジーは3月28日、同社の取扱メーカーのARRIが、新製品「ALEXA Mini LFカメラ」(上・右写真)を発表したと発表した。新製品は、ALEXA Miniの小型軽量ボディにALEXA LFのラージフォーマットセンサーを搭載。2019年半ばに出荷開始予定。
ラージフォーマット撮影におけるALEXAの最高の総合画質を継承し、内蔵FSNDフィルター、12V電源入力、追加コネクター、新型メディアへの対応、新型ビューファインダー MVF-2などの新機能が採用されている。堅牢性・耐久性の高いカーボンボディで、-20°Cから+45°Cの広範囲な使用環境に対応。
ALEXA Miniのほぼすべてのアクセサリーと互換性があり、さらに新たな設計により、定格12Vおよび24Vの電源入力を含む追加コネクターや、新しい6ピンオーディオコネクタ-、内蔵マイク、改良されたWiFiなどを装備。また、カメラの左側に6つのユーザーボタンを配置し、カメラとビューファインダーにはそれぞれ独自のロックボタンを設け、これにより、収録メディアや、VFコネクター、TCコネクターへのアクセスをしやすくしている。
MXF/ARRI RAW、MXF/Apple ProResを様々なフォーマットやアスペクト比で内部収録できる。またARRIの技術パートナーであるCodexの1TBの容量を持つ新しいコンパクトドライブを搭載する。 USB-Cコンパクトドライブリーダーが付属し、ソフトウェアやライセンスを追加することなくMacやWindowsマシンで使用できる。コンパクトドライブアダプターは、SXRキャプチャードライブに対応したドックで使用できる。ダウンロード速度が2倍以上となる可能性があるという。
Codexが新たに開発したエンコーディング技術「Codexハイデンシティエンコーディング」(HDE)により、ダウンロード中、またはワークフローの後半にARRIRAWファイルのサイズを約40%縮小できるという。HDEはCodexキャプチャードライブやコンパクトドライブで無料で使用できるオープンな技術。ARRI RAW OpenGate4.5Kのデータは、最新のMacBookProで24fpsでエンコードできる。
ALEXA Mini LF用のビューファインダー「MVF-2」には、ALEXA LFの「EVF-2」と同じ、高コントラストHD OLEDディスプレイ、カラーサイエンス、ARRI CAMアイピースを採用している。また、画像やカメラ操作メニューを表示できる4インチの大型フリップアウトモニターを備えており、カメラのどちら側でも使用可能。曇り止め用のアイピースレンズヒーターやヘッドフォンコネクターを内蔵している。
さらに、リモートカメラ操作を想定し、最大延長10mのCoaXPressVFケーブルを接続できる。