【InterBEE 2014】エーディテクノ 4K映像を最大70m延長できるHDMIエクステンダーや3つのSDI信号を1本の光ケーブルで10km伝送可能な光延長器などを出展
2014.11.11 UP
1280x800 IPS液晶パネル搭載 業務用マルチメディアディスプレイ「LCD1015」
4K対応HDBaseT HDMIエクステンダーPro「HD-10HPE」
超小型軽量3G-SDI信号対応光延長器「M_OTR」
エーディテクノ(本社:東京都千代田区)は、2014年11月19日(水)から21日(金)の3日間、幕張メッセにて開催するInterBEE 2014に出展する。自社ブース(ブース番号:2508)では、InterBEE 2014に合わせて11月7日に発表した業務用液晶モニター「LCD1015」、7月に発表した4K対応HDBaseT HDMIエクステンダーPro「HD-10HPE」、7月30日から発売を開始した韓国Digital Forecast社製Bridgeシリーズの超小型軽量3G-SDI信号対応光延長器「M_OTR」などを展示する。
■広視野角、高輝度、高コントラストのIPS液晶パネル
InterBEE2014に合わせて11月7日に発表した1280x800 IPS液晶パネル搭載業務用マルチメディアディスプレイ「LCD1015(ブラック)」、「CD1015W(ホワイト)」、「LCD1015S(ブラック)」、「LCD1015T(ブラック)」、「LCD1015TW(ホワイト)」の5機種を初出展する。この業務用液晶モニターは、解像度1280x800に350cd./m2の高輝度、上下左右170°の広視野角、800:1の高コントラスト比IPS液晶パネルを採用している。
「LCD1015」と「CD1015W」はHDMI/DVI-D/VGA/ビデオ入力端子を搭載した標準モデル。「LCD1015S(ブラック)」は、標準モデルの入力端子に加え、3G-SDI入力端子と当入力端子に入力されたSDI信号をパススルー出力する出力端子を搭載したモデル。「LCD1015T(ブラック)」と「LCD1015TW(ホワイト)」は、標準モデルの入力端子に加え5線式抵抗膜タッチパネルを搭載したモデル。
全モデルの主な特徴は、デジタル最大1080P、アナログ最大1900x1200(WUXGA)の入力信号を解像度1280x800液晶パネルに合わせて表示するダウンスキャン表示機能を搭載し、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)設定画面より表示アスペクト比を「4:3」「16:9」「1.85:1」「2.35:1」から選択でき、アスペクト比16:10液晶パネル上でのリアル16:9表示が可能だ。また、コンテンツ不正コピー防止する著作権保護技術「HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)」に対応する。
第2営業部の安井愼一氏は、このほかの展示について、次のように話す。「既存販売中の業務用液晶モニターと既存販売中の最新機種 7型マルチ入出力端子搭載フィールドモニター 「CL76SDI」や7型ハイビジョンIPS液晶マルチ入出力フィールドモニター [CL76HOXN]を含むフィールドモニタ全機種を展示する」。
■4K対応HDBaseT HDMIエクステンダーPro「HD-10HPE」やInterBEEで発表予定の最新機種を静態展示
「HD-10HPE」は、送信機と受信機間をカテゴリ6/5eのLANケーブル1本で接続することで4K、2K、1080p60対応HDMI信号を非圧縮で最長100m伝送可能なHDBaseT規格を活用したHDMI延長器。8月から発売を開始している。
このHDBaseTは、HDBaseT Allianceによって策定された規格で、1本のLANケーブルで5playと呼ばれる非圧縮のマルチメディア映像/音声/制御/イーサネット信号と、給電を1本のLANケーブルで最大100m伝送できる接続規格。既に発売している「HD-06E」は1080p60で60m、4K30pで30m伝送できるが、今回発表した「HD-10HPE」は「1080p60で100m、4K30pで70mまで伝送が可能」と第2営業部の飯田義人氏は説明した。また、入力されたソースを分配出力するHDMI出力端子を送信機に搭載しており、手元の送信機に液晶モニターを接続し、遠距離に設置されたテレビやプロジェクターでの表示コンテンツを同時プレビューできる。最大5台までデイジーチェーン接続が可能。
このほかブースでは「InterBEEで発表予定の最新機種を静態展示する予定」(飯田氏)という。
■ 超小型軽量3G-SDI信号対応光延長器「M_OTR」や4K対応製品等の最新機種を参考出展
「M_OTR」は、SD/HD/3G-SDIデジタル信号を、1本の光ファイバーケーブルで長距離伝送可能な韓国Digital Forecast社超小型軽量のSDI光延長器。入力I/Fは送信機側でSDI×2系統、受信機側でSDI×1系統、出力I/Fは送信機でSDI×1系統、受信機側でSDI×2系統を具備する。光伝送は3波の波長多重伝送方式(CWDM)を使用し、1本の光ファイバーケーブルで送信機から受信機へ2つのSDI信号と受信機から送信機へ1つのSDI信号を同時に伝送する双方向伝送に対応している。
ブースではまた、「韓国Digital Forecast社製BridgeシリーズのFSや4K対応製品等の最新機種を参考出展する予定」(飯田氏)という。
【エーディテクノ】
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-10
URL:http://www.ad-techno.com
映像・放送関連機材部門/ホール2/2508
1280x800 IPS液晶パネル搭載 業務用マルチメディアディスプレイ「LCD1015」
4K対応HDBaseT HDMIエクステンダーPro「HD-10HPE」
超小型軽量3G-SDI信号対応光延長器「M_OTR」