【プロダクション】シネマックス 新型スパイラルスライダードリー「KATANA」を披露 NAB Show2012でも出展へ

2012.2.24 UP

撮影デモの風景。脚立の間をカメラが寄っていく
撮影デモの様子

撮影デモの様子

KATANAにカメラが設置されている様子

KATANAにカメラが設置されている様子

KATANA

KATANA

■十字型のスライダーによりクレーンと同様の自由なカメラワークを可能に

 シネマックスは2月13日、多角度から撮影できるスパイラルスライダードリー「KATANA(カタナ)」を使った撮影会を、東京都千代田区の東京デザイナー学院で開催した。4月に米国ラスベガスで開催される「NAB Show2012」に機材を出展する際のデモ映像を制作した。「多角度撮影装置」としては世界初の製品。同社では、実用新案取得済みという。
 撮影監督は越智敏郎氏。「カタナ」の名称通りダイナミックな動きで、ダンサーをさまざまな角度から撮影した。カメラはパナソニック製「AG-AF105」を使い、被写界深度の浅さを活用した撮影デモを行った。

 同機は、スライダーを縦横の十字型に組み合わせることで、従来のクレーンよりも小型でありながら、クレーン同様、自由なカメラワークが可能になる。奥行きのある映像を撮影できるのも大きな特徴とする。
 スライダーの大きさは、上下が1メートルと1.5メートルの2種類で前後は64センチメートル。要望に応じたカスタマイズもできる。自重は約12キログラム。価格は1メートルバージョンで¥695,000(税別)。


■米国の意見を反映しベアリングを改良、静音性を向上

 齊藤正彦社長は「カメラを感覚的に、上下左右に自由に動かせる製品は世界にないだろう」と話す。11年にも米国に持参し撮影監督などからヒアリング。ベアリングを改良し静音性を向上した。

 同映像のメイキングは、YouTubeで公開されている(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=u4RzdJ_dqbA)。

撮影デモの様子

撮影デモの様子

KATANAにカメラが設置されている様子

KATANAにカメラが設置されている様子

KATANA

KATANA

#interbee2019

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