【NEWS】ソニーモバイル　ZMPと合弁会社　ドローン用いたB2Bサービスを開始　自動運転、高精細画像、高速処理により迅速に解析データ提供

　ソニーモバイルコミュニケーションズは8月24日、同社と自動運転、人型ロボット等の開発会社ZMPの両社が8月3日付けで、合弁会社「エアロセンス株式会社」（以下、エアロセンス）を設立したと発表した。（上写真＝左がマルチコプターの試作機、右が垂直離陸型実験機）
　エアロセンスは、ソニーのカメラ・センシング・通信ネットワーク・ロボット分野における技術と、ZMPの自動運転・ロボット技術・産業分野へのビジネス経験を活かし、建設、物流、農林水産等、生活を支える基幹産業におけるリーディングプレイヤーと協業しながら、2016 年前半より法人向けにソリューション提供を開始する。ドローンの自動操縦と、計測、データ解析、運用等を含めたトータルなサービスの提供が特徴。

　自律型UAV（無人航空機）とクラウドサービスを活用し、より効率的なモニタリング・測量・管理・物流等を実現する。また、環境に配慮し安心して暮らせる社会の構築に貢献していくという。
　主なサービス内容は以下の通り。
　・飛行エリア・飛行目的を予め設定したUAVによる自律飛行・自動帰還。
　・自律型UAVによる規制に則ったオペレーション。
　・高精細なイメージングと高速無線データアップロード。クラウドサービスとのシームレスな連携。
　・画像や動画、自動解析工程における各産業分野のニーズに応じたカスタマイズ。
　・クラウド上でデータを並列処理し、高精細2D マップ／3D モデルを即日提供。

合弁会社概要
社名：エアロセンス株式会社／Aerosense Inc.(英語名)
本社：東京都文京区小石川五丁目41番10号
設立年月：2015年 8月3日
資本金：1億円
資本準備金：1億円
出資比率
ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社：50.005％
株式会社ZMP：49.995%
事業内容
自律型無人航空機によるセンシングとクラウドによるデータの処理・ 管理を組み合わせた産業用ソリューションの開発・製造・販売