【NEWS】NAB Show 2014 セッションでアマゾンのクラウド部門責任者が基調講演　AWSの放送・コンテンツ業界向けメッセージを発信

　4月5日から米ラスベガスで開催される、世界最大の放送・映像コンテンツに関するコンベンション、NAB Showの期間中、4月8日に開催される「クラウド・コンファレンス」で、アマゾンのメディア・エンターテインメント部門ゼネラル・マネージャーのマーク・ラムバーグ（Mark Ramberg）氏が基調講演をする。ラムバーグ氏は講演で、クラウドサービスがエンターテインメント業界にもたらすメリットを説明する。コンシューマーがいつでも、どこでも、あらゆるデバイスでコンテンツを楽しむことができるサービスをサポートする同社のサービスを紹介。また、モバイル・デバイスの高度化と利用者の爆発的な増加に伴い、米国の放送局や映画製作会社に求められているインフラの拡充要求に対して、ワークフローの構築シナリオを提案する。さらに、クラウドを利用することによる、メディア産業全体のコスト削減効果や市場拡大の可能性をアピールする。
　ラムバーグ氏は、アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）において、AWSのメディア産業向けのサービスを統括。オンラインのストレージ、コンテンツの配信プロセスなどを構築・管理している。ラムバーグ氏は技術面、ビジネス面の両面で責任者として同部門を取り仕切る。　
　「クラウド・コンファレンス」は、南カリフォルニア大学のエンターテインメント・テクノロジー・センターのプロデュースによる催しで、上記のアマゾンの基調講演を含め、4月8、9日の二日間にわたって開催される。クラウド・ベースのさまざまなソリューションが紹介され、いかにコンテント配信やコンテント制作に効果があるかを実例を含めて披露される。

■アマゾン、マイクロソフトによる日本語セミナーつきツアーが開催
　JTBと映像新聞社によるNAB Show 2014 視察研修ツアーにおいて、4月9日、「映像・放送ビジネスを変革するIT最新事情～マイクロソフト、アマゾンが提供する最新技術と事例～」と題したセミナーを開催する。上記の講演内容も含め、ITが放送・映像コンテンツ産業にもたらす影響について現状とNABでの最新状況を報告。このほか、在米ジャーナリストの小池良次氏によるNAB Showの最新報告と米国の放送・通信業界最新状況についての講演も実施する。
　同ツアーの企業訪問では、シアトルのマイクロソフト、アマゾン本社を訪ね、ITの最新導入事例と効果についてのセミナーに参加するコースも用意している。