【Inter BEE 2014 TV】池上通信機 新HDTVドッカブルカメラ「HC-HD300」を初展示 従来の性能・品質を引き継ぎ、新価格でCATV市場へもアピール

2014.11.28 UP

16-bit フルデジタルHDTV カメラシステム HDK-790GX

16-bit フルデジタルHDTV カメラシステム HDK-790GX

 池上通信機は、11月19日(水)から21日(金)までの3日間開催したInter BEE 2014に出展し、放送用HDTVドッカブルカメラUnicamHDシリーズの新製品1/3型3-CMOS HDTVカメラ「HC-HD300」を初出展した。同社の放送用カメラの高い信頼性、画質、品質を継承しながら、新しい価格レンジを設定し、CATV市場や教育市場へターゲットを広げている。

 「HC-HD300」は、新開発の250万画素1/3型3CMOS センサーを搭載。UnicamHD HDKの仕様を踏襲しており、感度はF10 (1080/59.94i) 2000 lxで、SN比は58dB。 電子シャッターは、1/100~1/2000まで五段階。レンズマウントは1/3型 バヨネット、オプションでフジノン17倍ズームポータブルレンズ「XT17sx4.5BRM」やキャノン20倍ズームレンズ「KT20X5B KRSD」などが揃っている。
 また1/2や2/3型ズームレンズにも、フジノン製マウント変換アダプターを介して装着可能だ。
 HC-HD300は、1マンオペレーターによるフレームワークとフォーカス合わせを補佐する「フォーカスアシスト機能」や、色相を変えることなく高輝度部分の色を残す「デジタルKNEE(ダイナミックコンプレッション)」技術、そしてレンズ色収差補正機能といった、UnicamHDの特徴を継承している。
 ドッカブルのモジュールには、カメラアダプタ、ファイバーアダプタ、デジタルトライアックスアダプタが揃っている。ファイバーアダプタは新しく開発した専用アダプタ(FA-300)で、1.5RUサイズのベースステーション(BSF-300)を組み合わせれば、スタジオから中継など様々な収録シーンで活用できる。
 ファイバーケーブルには、NEUTRK社製opticalCON DUOを採用。新しい軽量のハイブリッドモードファイバケーブル1本で、タリーやインターコム、カメラ制御、リファレンス信号など、すべてのオペレーション信号を扱える。
 電源を供給する場合、250m(2型VF装着時350m)まで延長可能(別電源で最大10kmまで延長可能)。
 重量は、FA-300を積んだカメラで4.5kg。サイズはW138.5 x H270 xD337 mm(FA-300含む)。価格はオープンで出荷は12月から。

16-bit フルデジタルHDTV カメラシステム HDK-790GX

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#interbee2019

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