【Inter BEE 2017 TV】スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト　音声ミキサーVISTAファミリーのフラグシップモデル「VISTA X」を出展

　スチューダー・ジャパン-ブロードキャストは、同社の音声ミキサーVISTA Family シリーズのフラグシップモデル「VISTA X」を出展。会場には32フェーダーを展示した。42、52と拡張が可能。
　VISTA Familyシリーズは、全モデルが共通のアプリケーション・ソフトウェアを使用しており、まったく同一の操作方法でミキシング作業ができる。TFTタッチスクリーンディスプレイをロータリーエンコーダ＆スイッチと融合させたスチューダーの特許技術、Vistonics（ビストニクス）画面を核としており、操作したいファンクション画面にタッチするだけで機能表示が拡がり、直感的に俊敏な操作が可能。 操作したいノブやボタンを自然に見て触るだけで操作できる。
　また、特許技術のフェーダーグロウは、フェーダーのスリット部に色を加えることが可能。9色の中からエンジニアが自由に選択し表示させることができ、文字等読まず、一瞥でフェーダーを判別し操作できる。

　VISTA Xは、デスク内に4台のコントロールPCを実装、2台1組（1台はメインPC、もう1台はメーター用PC）のペア2組として動作しており、プライマリーPCシステムに不具合が生じた場合でも、もう1組のセカンダリーPCシステムに切り替え、操作を継続できる。

　音声処理用の「Infinity Core」は、VISTA X や VISTA V の心臓部となるユニット。5Uサイズで音声入出力インターフェイスにA－Link I/Oポートを採用。新設計のCPUベースドDSPの採用により、1台で最大約800オーディオチャンネルを同時処理できる。DSP処理の完全なパラレル動作を実現しており、スムーズなチェンジオーバー動作が可能。 
　Core 200、Core 400、Core 800、それぞれで同時処理できるチャンネル数を示している。Core 400で従来のSCore LiveのDSP カード・フル実装（DSP９枚、最大約350チャンネル同時処理）以上の能力を持つ。
　音声入出力インターフェイスにRIEDEL社が開発したA－Link を採用。A－Link は光ファイバー１本あたり 1,536ch を伝送可能。12個のA－Link I/Oポートを実装でき、最大5,000を超える入出力に対応する。

　このほか、会場ではTASCAMとの共同出展として、64チャンネルデジタルマルチトラックレコーダーのTASCAM DA-6400dpを出展。1Uで64ch MADI、Danteなど、フレキシブルな入出力に対応。電源2重化モデル。Pro Tools システムとの同時運転によるバックアップ録音も可能。ライブでのバックアップレコーディング、劇場などでのマルチ再生にも適している。


このほか、筐体一体型の「VISTA 1」、On Airシリーズのシンプルな操作性はそのままに、必要な機能だけをコンパクトな筐体に凝縮した「On Air1500」などを出展。

■その他の出展製品
　STUDER VISTA 5 
　STUDER VISTA Compact Remote
　STUDER ON Air3000
　STUDER ON Air2500

　Grass Valley GV Director, K2 Dyno S,K2 Summit 3G
　RT Software tOG Sports(K2 Dyno インテグレーション)
　Bannister LAke: Score Bug (GV Director インテグレーション、参考出品）
　LSB:VSM コントロールシステム(参考出品）


スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト（株）
本社住所
〒108-0022 東京都港区海岸3-3-8
出展部門 /ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール2 /2114