【NEWS】富士フイルム ミラーレス中判デジタルカメラ「GFX」シリーズ 5,140万画素、43.8×32.5mm CMOSセンサー搭載 10,000ドル以下で発売 中判サイズ対応「GFレンズ」も発表
2016.9.27 UP
新レンズシリーズ「フジノンGFレンズ」
会場で注目を集めた「X-T2」
「X-T2」
富士フイルムは、 9月20日から25日までの6日間、ドイツ ケルンメッセで開催したPhotokina(フォトキナ)2016において、 ミラーレス中判デジタルカメラ「GFX」シリーズの開発を発表した。最初のキットとなる「GFX 50S」(上写真)はレンズキットとして発売され、10,000ドルを切る価格帯を想定しているという。同時に対応するマウント径65mm中判サイズ対応、26.7mmフランジバック、バックフォーカス16.7mmの新レンズシリーズ「フジノンGFレンズ」6本の開発も発表した。
ラインアップは以下の通り。
(1)標準単焦点レンズ「GF63mmF2.8 R WR」(35mm判換算50mm)
(2)広角標準ズームレンズ「GF32-64mmF4 R LM WR」(35mm判換算25-51mm)
(3)中望遠ハーフマクロレンズ「GF120mmF4 Macro R LM OIS WR」(35mm判換算95mm)
(4)大口径中望遠レンズ「GF110mmF2 R LM WR」(35mm判換算87mm)
(5)超広角レンズ「GF23mmF4 R LM WR」(35mm判換算18mm)
(6)広角レンズ「GF45mmF4 R WR」(35mm判換算35mm)
上記のうち、29年春に、(1)、(2)、(3)を平成29年春に発売し、残りの(4)、(5)、(6)も順次発売していく。
「GFX 50S」は、43.8×32.9mm 5,140万画素CMOSセンサー(ベイヤー配列)および、X-T2と同じX Prosseor Proを搭載。アスペクト比は、4:3に加え、3:2、1:1、4:5、6:7、6:17など大判・中判フィルムで用いられる、あらゆるアスペクト比に対応する。
新たに可変式の脱着可能なEVF(電子ビューファインダー)を採用しており、専用のチルトアダプターを介して、EVFの向きを自由な方向へ可変。
EVFを自由な角度に固定し、あらゆるアングルでの撮影を可能にするアダプター、縦位置撮影時でも快適に操作できる「縦位置バッテリーグリップ」など、幅広い拡張性を実現する豊富なアクセサリー類も開発。PCシューティングや各種RAW現像ソフトなどにも対応予定という。
動画撮影機能についてはHDのみ対応で4K撮影収録は見送りになった。
ブースではこのほか、同社の過去のオリジナルフィルム=Velvia、ProVia、Acrosなどと同じモードで撮影できる「フィルムシミュレーション」機能を活かして4K動画が撮影できる話題の新製品「X-T2」も会場では注目を集めた。
また女性を中心に圧倒的人気のインスタントカメラ『instax(国内名:チェキ)』のコーナーでは、記念撮影コーナーなど連日長蛇の列ができ、多くの賑わいを見せていた。
新レンズシリーズ「フジノンGFレンズ」
会場で注目を集めた「X-T2」
「X-T2」