【Inter BEE 2013】アストロデザイン&クリスティ パブリックビューイングを想定した200インチ相当の大画面をつくりだす"リアル8K"ビデオウォールを世界初展示
2013.11.15 UP
アストロデザインの「8Kビデオウォールプロセッサー」をベースにしたリアル8K映像送出システム
アストロデザイン(5317)は、クリスティ・デジタル・システムズ製のタイル型LED光源DLPリアプロジェクションユニット「マイクロタイル」を96枚(縦8×横12)使用しリアル8K映像をネイティブ画質で映し出すことができる「8Kビデオウォール」(上写真)を世界ではじめて開発し、アストロデザインブースのメインステージで展開した。
■テレビ番組で活躍の「マイクロタイル」
クリスティの「マイクロタイル」は20インチの小さな画面(タイル)を重ねたり並べたりして、自由な形状をつくることができるため、他に類を見ない空間演出を実現できる。 明るい屋内でも鮮やかな映像を表示でき、形状も自在に構築できるマイクロタイルは、設置場所の自由が高いため、国内外の美術館、博物館、銀行、百貨店、ブティックなどのディスプレイや、テレビ局のスタジオセット、デジタルサイネージなどに採用され、米ニューヨーク自然史博物館、香港のドイツ銀行などで活躍している。また、日本国内では、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、よみうりテレビ「ウェークアップ!ぷらす」などのニュース・情報番組のセットなどに採用されている。
■リアル8K画質の大型映像に多くの来場者も足を止める
アストロデザインではこのマイクロタイルの約200インチ相当の大画面と同社が開発した8Kビデオウォールプロセッサー等を組み合わせて、世界ではじめて8Kをリアル画質で表示できる大型映像システムを開発したもの。アストロデザインでは、これまでNHKと協力しシャープ製の60型液晶マルチディスプレイを36面使用した8Kビデオウォールを「NHKスタジオパーク」に納入した実績があるが、今回開発したシステムはこれをさらにグレードアップさせて、さらにきれいな8K大型映像がリアルに表示できるシステムとして開発した。「東京五輪の開催が決まり、今後パブリックビューイングなどで8Kの大型映像が必要とされる場面が増えていくだろう。各放送局やイベント業者などへの提案も行っていきたい」と担当者は話していた。
アストロデザインの「8Kビデオウォールプロセッサー」をベースにしたリアル8K映像送出システム