【Inter BEE 2014】フォトロン 米アーキメディア社製4Kマルチフォーマット対応ファイルプレイヤー「Atlas」を一般初公開 200以上の字幕フォーマットを同期再生可能 DCP暗号機能を搭載
2015.1.15 UP
「Atlas」のデモコーナーではDCP暗号化の実演をしていた
フォトロンは、米アーキメディア社のPC用リファレンスプレイヤー・ソフト「Atlas」をデモした。新たにHEVC、およびXAVC対応を出展。UHD解像度の多様なファイルフォーマットの再生ができ、ファイルのメタデータによる解析から、ベクトルスコープ、波形モニターによる音声と映像の品質管理が可能。
JPEG2000、DPX、IMF、XAVC、HEVC、モバイル配信コーデックなどに対応。200以上の字幕フォーマットを同期再生できる。XYZやSMPTE RGB 4:4:4/ 12 bitでも、対象ディスプレー機器の環境に合わせて忠実に再生する。外部コントローラーでジョグ、シャトル操作が可能。また、オーディオは16チャンネルのルーティング機能を持つ。
最新バージョン3.0は、ビデオ解像度のスケーラーとインターレース再生、DCP(デジタルシネマ・パッケージ)の暗号化/鍵発行(KDM)機能が新たに搭載されている。以前はDCPになる前の映像、音声、字幕データを取り込むことができていたが、新バージョンではKDMを発行してもらうことでDCPのまま再生することができるようになった。
(上写真=解像度をダウンスケール、アップスケールできることでHDMI/SDIモニター側の環境に合わせて入力メディアファイルの解像度を変換することができる。 再生メディアファイルは”ハウス・オブ・カード” 4KのPVでIMF(Jpeg2000)。解像度はマニュアルで数値を入力して変換することも可能)
(※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです)
「Atlas」のデモコーナーではDCP暗号化の実演をしていた