【Inter BEE 2012】シーティーシー・エスピー 米Elemental社のライブストリーミング製品を出展 GPUを用いて高速処理を実現
2012.12.4 UP
伊藤忠テクノソリューションズのグループ会社である、シーティーシー・エスピーは、米Elemental Technologies社のエンコーダ製品を出展した。
Elementalは自社が開発したエンコーディング技術を、GPU(Graphics Processing Unit)を使って、複数同時に並列処理を行なう技術を開発。これによりライブエンコーダではフルハイビジョンの画質の映像を同時に4チャンネル、トランスコーダでは従来のファイル生成時間に比べ、最大で10分の1の時間での処理が可能となり、ストリーミングシステムを構築するコストを大幅に削減することができる。
Elementalの製品はハード・ソフトが一体化されたアプライアンス形式で提供され、Webインタフェースで操作が可能なことから難しい操作を一切必要ない。
Elemental Live(高集約ライブエンコーダー)は、入力をSDI、IP、ファイルの3つから選べる。入力したベースバンド映像をH.264に変換し、スマートフォン、タブレットなど各デバイスで再生できるようにコンテナ化して送出する。他のメーカーのエンコーダーと比べ3-4倍の集約率を持ち、フルHDの4入力を同時に変換できる。
Elemental Server(高速Fileトランスコーダー)は、file to fileのトランスコーダー。高速で、実時間の半分で変換できる。対応フォーマットは、MXF、ProResといった放送局、ポストプロで用いられるファイルをそのまま利用できる。