【InterBEE 2015】MEDIAEDGE 4K放送に対応した自動送出システム「MEDIAEDGE-APM-4K」を世界初出展 4Kネットワークカメラから伝送した映像を直接4Kモニターで出力デモ
2015.11.16 UP
4k放送に対応した自動送出システム「MEDIAEDGE-APM-4K」(MEDIAEDGE Server R602)
「MEDIAEDGE-APM-4K」システムイメージ
4K対応ネットワークデコーダー「NetView-4KD1」
MEDIAEDGE(本社:兵庫県神戸市)は、11月18日(水)から20日(金)に幕張メッセで開催されるInterBEE 2015に出展する。同社ブース(ホール6、ブース番号:6003)において、「4K FOR YOU(4K4U)」をテーマに、4K放送に対応した自動送出システム「MEDIAEDGE-APM-4K」や4K対応ネットワークカメラの映像を直接受信して4Kモニターに出力する「NetView-4KD1」などの4Kソリューションを出展する。「InterBEEでは、4Kを普通に使ってもらいたいという思いを込めて出展する」と営業本部 放送営業推進部部長の有冨 豊氏は今年の出展意義を説明した。
■ 4k放送に対応した新製品の自動送出システム「MEDIAEDGE-APM-4K」を世界初出展
同社の2K対応自動送出システム「MEDIAEDGE-APM」は、映像信号をネットワーク上で取扱うVideo Over IPの技術を最大限に生かした新しい送出システム。「MEDIAEDGE-APM-4K」は、2K対応自動送出システム「MEDIAEDGE-APM」を4Kに対応した自動送出システムで、今回のInterBEEで世界初お披露目となるという。「従来の送出サーバは、テープで撮影を行うため、多くのハードウェアを必要とし、システムも複雑となり、全体コストも高額だが、「MEDIAEDGE-APM」はPCと送出サーバの機能を有し、Video Over IPの概念を用いた新しいタイプの送出サーバシステム。既にケーブルテレビ局などに全国で約80件の導入実績があり、2015年度には100件となる。今回はその4K対応版になる」と有冨 豊氏は説明した。
「本システムのポイントは、TSファイルを放送スケジュールに従ってシームレスにストリーミングするため、インターネット放送や将来の8K放送にも対応できる。また、従来はVTRから出力された映像をエンコードして送出サーバに出力していたが、このシステムではエンコーダの必要が無い点がポイント」と有冨 豊氏は説明した。なお、放送用ヘッドエンドには、TS/ASIフレームバッファオプションを介してASI出力することで4K放送にも対応する。この他、従来からサポートしているVTR制御やビデオルータ制御などの外部機器と連動した送出もサポートする。
今回出展する「MEDIAEDGE-APM-4K」は、日本ケーブルテレビ連盟が12月1日に開局するケーブルテレビ業界共通の4K専門チャンネル「ケーブル4K」向けに本システムを納品する予定という。有冨 豊氏は「今後ケーブル事業者はもちろんのこと、BS局やCS局などに展開して行きたい」と説明した。
■ 4Kネットワークカメラからのストリームを直接受信して再生する4K対応ネットワークデコーダー「NetView-4KD1」を出展
ソニーやパナソニック、AXISなどの4K対応ネットワークカメラの映像ストリームを直接受信し、放送素材として利用可能な4K対応ネットワークデコーダー「NetView-4KD1」を出展する。「NetView-4KD1」はビットレート160Mbps HEVC 4:2:0 10bit 超高画質映像に対応した4K/60Pネットワークプレーヤー。HDMI 2.0の出力端子と制御用のDVI端子を各1系統具備している。ブースでは、ソニーとパナソニックのネットワークカメラの映像ストリームを受信し、4Kモニターに4K/60P映像を表示するデモを実施する。
【MEDIAEDGE株式会社】
本社:〒651-0083兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-14 神戸商工貿易センタービル23F
Inter BEE ブース:映像・放送関連機材部門 /ホール6 / 6003
関連URL:
http://www.mediaedge.co.jp
4k放送に対応した自動送出システム「MEDIAEDGE-APM-4K」(MEDIAEDGE Server R602)
「MEDIAEDGE-APM-4K」システムイメージ
4K対応ネットワークデコーダー「NetView-4KD1」