【Inter BEE 2014】NEC　業界初！　ハイブリッドキャストによるCM連動実現　放送波のみによるハイブリッドキャストデモを本邦初公開

　NEC（本社：東京都港区）は、朝日放送株式会社協力のもと、放送波によるハイブリッドキャスト放送の送出設備を開発したと発表した。2014年11月19日（水）から21日（金）の3日間、幕張メッセにて開催するInterBEE 2014に本設備で送出した番組のコンテンツを録画視聴するデモを参考出展する（ブース番号：2308）。

　NECはHTML5で記述されたウェブコンテンツとを融合させる次世代テレビ放送サービス「ハイブリッドキャスト」の放送波と通信を組み合わせたコンテンツ配信が可能となる「フェーズ１方式」に対応したハイブリッドキャスト放送の送出設備を朝日放送株式会社協力のもと開発。朝日放送株式会の番組でテレビCMにおけるハイブリッドキャスト放送を実施した。

■ ハイブリッドキャストによるCM連動をデモ
　NECは、ABC朝日放送が10月24日金曜日深夜1時34分から深夜2時34分（関西ローカル）に放送した「ゲーム王ハロウィン〜そして悪魔が舞い降りた！？〜」という番組にてハイブリッドキャストによるCM連動を業界で初めて実施した。番組内では、ほぼリアルタイムにテレビ画面にツイッターでのコメントがニコニコ動画のようにTV番組の映像に重なる形でオーバーレイ表示させテキストを流すというもの。NECのCM放送中にNECのイベント情報やCMに対する視聴者からの感想をスタンプや選択式アンケートで投稿できる試みを実施したという。NECでは、今後も放送と通信を連携させたハイブリッドキャスト等のセカンドスクリーンサービスを促進し、放送・通信のインフラ事業とサービスの拡大に積極的に取り組んでいく。

　NECブースでは、10月24日に実際の放送で行ったハイブリッドキャスト（放送と通信を別ルートで配信する）の次のフェーズとして、ハイブリッドキャストを放送波でのみ実現したコンテンツを流すデモを実施する予定だ。

【NEC】
本社住所：〒108-8001 東京都港区芝5-7-1 NEC本社ビル
URL：http://www.nec.co.jp/bv/hoso/
出展部門/ホール/小間番号：映像・放送関連機材部門/ホール2/2308