【InterBEE 2013】Z3ジャパン　USB3.0対応のUSBメモリーから4K映像のリアルタイム・デコードのデモを実施

　Z3ジャパンはInter BEE 2013において、米Z3technologyのH.264ブロードバンドエンコーダー装置新製品「Z3-MVE-100」を出展した。また、TI社製の汎用DSPボード「DM8169」を搭載した4Kデコードボード「Z3-DM8169-4K-RPS」使った4Kデコードのデモ（上写真）を実施した。

■ H.264エンコーダー装置「Z3-MVE-100」
　「Z3-MVE-100」は、テキサスインスツルメンツ（TI)社製の汎用DSP「DM8169」を使用したH.264エンコーダー装置で、1080p60に対応し、MPEG-2 TS and RTPをサポートしている。3G-SDI×1系統、HDMI/DVI×1系統、コンポーネント×1系統、出力はASI×1系統、ギガビットイーサーネット端子×1系統、HDMI×1系統と多彩な入出力インタフェースを装備している。なお、本ボードでエンコードとデコードの両方に対応しているという。
　製品の特徴について、「小型化で熱量が少ない点と汎用のDSPを使用している点。また、例えば遅延が200msec〜280msecと長いなど、機能を省いているためコストが安く、メーカーが販売しているエンコーダ／デコーダ装置と比較しても半額以下になっている」と説明した。

■ 4Kデコードのデモを実施
　同社はTI社製の汎用DSPボード「DM8169」を搭載した4Kデコードボード「Z3-DM8169-4K-RPS」使った4Kデコードのデモを実施した。ボードのUSB 3.0端子に4K映像が入ったUSBメモリーを装着し、その4K映像をデコードして、Ultla HDMIケーブルでモニターとつなぎ4K映像を表示した。このボードは「参考出展で、販売の予定はない（説明員）」と説明した。

【Z3ジャパン】
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