【Inter BEE 2015】ねこじゃらし 映像や広告の制作をサポートする動画向けファイル共有サービス「Jector」を出展、コメントの共有など新機能を紹介
2015.11.6 UP
Jectorの「プロジェクトフォルダ」に並んだ画像ファイル。データをダウンロードせずにプレビューやストリーミング再生可能
プロジェクトフォルダを利用しているメンバーが一覧できる。メンバーごとにアクセス権を設定することも可能だ
Inter BEEで公開を予定しているJectorの新機能。動画のタイムライン上にマークをしたり、コメントを共有できる
ねこじゃらしは、11月18日(水)から20日(金)までの3日間、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2015に出展し、ファイル共有サービスの「Jector」(ジェクター)を紹介する(ブース番号:6402)。同社はクラウドストレージ事業を展開する企業で、初めてInter BEEへ出展する。
ねこじゃらし 営業部の片岡美月氏は、「Jectorは、映像制作や広告制作などのクリエイティブな業界に向けたファイル共有サービス。国内では、動画データに特化したクラウドのファイル共有サービスはほとんどなく、Inter BEEのブースでは実際に Jector の使いやすさを確かめていただければ」 と語る。
■多くのフォーマットに対応、ダウンロードせず再生も可能
Jectorは、クラウド上に用意したストレージを複数のメンバーで共有して利用できる国産のファイル共有サービスとして2014年10月に提供を開始した。クリエイティブ業界をターゲットにして動画/グラフィックデータのやり取りを重視している点が最大の特徴だ。
Jectorでは「プロジェクトフォルダ」と呼ぶ複数のメンバーを登録した共有空間で、ファイルを一元管理できる。アップロードしたファイルは、パソコンのブラウザーやiOS機器の専用アプリなどから利用できる。ブラウザーではプレビューやストリーミング再生を利用でき、大容量のファイルをダウンロードしたり同期したりすることなく、動画や音声、その他のファイルの内容を確認できる。プレビューは、MP4、MOVだけでなくMXFなどの業務用の動画ファイルにも対応。PhotoshopやIllustrator、InDesignなどのプロ向け画像データ、MP3やWAVなどの音声ファイルもプレビューやストリーミング再生が可能だ。
「MXFのストリーミング再生に対応しているファイル共有サービスは、国内向けでは競合が見当たらない。また、動画ファイルのアップロードをし、ストリーミング再生できるまでの所要時間は、他社と比べても7分の1程度と高速」(片岡氏)とJectorの優位性を紹介する。
■クラウド利用の使い勝手やセキュリティを高める
社内のプロジェクトのメンバーとの作業で利用する「プロジェクトフォルダ」では、メンバーごとにアップロードやダウンロードの可否、プレビューのみなどといったアクセス権が設定できるほか、ファイルの変更履歴なども一元管理できる。プロジェクトフォルダに登録できるメンバーの人数制限がない点も、大規模プロジェクトでの運用や、動画ファイルのアーカイブとしての利用などで効果が高い。
社外の関係者とやり取りするときは、ストレージ上の専用の領域へのアクセスを許可する「ファイル便」と呼ぶサービスを利用する。「ファイル便」のメールに記載されたURLをクリックすることで、関係者はJectorのファイル便専用領域に対してデータのアップロード/ダウンロードができ、安全に利便性の高いファイルのやり取りが可能になる。
片岡氏は、「チームでのファイル共有やコラボレーションの機能を特に注力している点が、ファイル共有サービスとしては特徴的だ。また、国内開発、国内運用のストレージサービスである点も特徴の1つで、回線もデータセンターもすべて国内でまなかっていることから、安心して利用してもらえる」と語る。
■Inter BEEでは「コメント」などの新機能を紹介
Inter BEEのブースではJectorの機能を説明するほか、実際に来場者にJectorを体験してもらえるコーナーも設ける。「動画をプレビューしながら複数のメンバーがタイムラインの特定の場所にマークをしたり、コメントをつけたりできる新機能を紹介する予定。また、ストリーミング再生の速度を変えられる機能や、オリジナルサイズでの動画プレビューなども紹介していきたい。制作会社だけでなく、広告会社、代理店、クライアントなど、ファイル共有によってクリエイティブな業務がスムーズに進むことが期待される多くの来場者に、Jectorを実体験して使い勝手を知ってほしい」(片岡氏)と言う。
【ねこじゃらし】
本社住所:〒107-0052 東京都港区赤坂2-21-25 マニュライフプレイス赤坂
http://www.nekojarashi.com/
ICT/クロスメディア部門 /ホール6 /6402
Jectorの「プロジェクトフォルダ」に並んだ画像ファイル。データをダウンロードせずにプレビューやストリーミング再生可能
プロジェクトフォルダを利用しているメンバーが一覧できる。メンバーごとにアクセス権を設定することも可能だ
Inter BEEで公開を予定しているJectorの新機能。動画のタイムライン上にマークをしたり、コメントを共有できる