【NEWS】CyberZがeスポーツスタジオ「OPENREC STUDIO」をリニューアルオープン 規模3倍に拡張 ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kで対戦ライブ配信
2018.8.31 UP
OPENREC事業部テクニカルディレクターでスタジオ責任者の枝光亮氏
新スタジオは新宿にある従来のスタジオの3倍の規模となる
3つのスタジオが用意されている
ブラックマジックデザインの機材が多数導入されている
スマートフォンのゲーム動画配信用プラットフォーム「OPENREC.tv」を運営するCyberZは、ゲームのプレイ動画や実況動画の生放送、収録放送などに対応した自社スタジオ「OPENREC STUDIO」をリニューアルオープンした。
サイバーエージェントの子会社でるCyberZは、スマートフォン広告代理事業、スマートフォンメディア事業、 アドテクノロジー事業をしており、仙台、サンフランシスコ、韓国、台湾に支社を持つ。
■ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kなどブラックマジックデザイン社製品を多数導入
新スタジオには、ブラックマジックデザインのATEM 2 M/E Broadcast Studio 4K、ATEM 2 M/E Broadcast Panel、ATEM 1 M/E Broadcast Panel、 Teranex AV、UltraStudio 4K、Smart Videohub、HyperDeck Studioなど多数の製品を導入した。
OPENREC事業部テクニカルディレクターでスタジオ責任者の枝光亮氏は導入の経緯について次のように話す。
「以前は、OPENREC STUDIOを新宿に構えていたが、eスポーツの規模やスマートフォンゲーム動画の規模が大きくなり、さらに活性化したいという思いから、新宿のスタジオよりも3倍以上広く、設備が充実したスタジオを新設した。主に生放送番組やスマートフォンゲームのリーグ 戦、大会などを実施する」
今回、ブラックマジックデザイン社の製品を採用したねらいについて、枝氏は「以前からブラックマジックデザイン製品を使用しており、とても信頼性があったため、新たなスタジオにも迷うことな く導入を決めた」という。「多様性があり工夫次第で様々な用途に対応できるため、スタジオのクオリティを上げることができた」(枝氏)
■オートメーションスイッチングを実現
ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kからのプログラム出力は、HyperDeck Studioで収録。プログラム出力は、Teranex AVに入力し、アップコンバートした出力をDeckLink Studio 4K に送りキャプチャーする。ATEMのマクロ制御機能を活用して、オートメーションスイッチン グを実現している。
枝氏は、ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kについて「入力ポートが多く、画作りの構成がしやすい点だけでなく、ネットワーク経由で操作できるので重宝している」という。また「ネット経由で操作できるので場所を問わないところも利便性が良い」と評価する。
地方でのイベントも多いため、2Uラックに組んだTeranex AVとUltraStudio 4Kをキャリーバックに入れて移動専用で使用。配信のフォーマットが対応していないことがあっ たり、急に音声や映像の解像度が変わっても、Teranex AVがあれば臨機応変に対応できる」(枝氏)
OPENREC STUDIOには、3つある各スタジオの映像系統の監視やコントロールのための「マスタールーム」がある。Smart Videohub 12x12により、各スタジオの映像をエントランスや各スタジオに送る。「ゲーム機器はとても入力数が多いが、PC上で入出力を設定できるので便利」(枝氏)
OPENREC事業部テクニカルディレクターでスタジオ責任者の枝光亮氏
新スタジオは新宿にある従来のスタジオの3倍の規模となる
3つのスタジオが用意されている
ブラックマジックデザインの機材が多数導入されている