【NEWS】ドラム Inter BEEで透明な映像スクリーン「OZ SCREEN」を出展 新型システムコンピューター「XC-2525B」を用いた音と映像の統合制御をデモ

2016.11.12 UP

「OZ SCREEN」。左が投影なしの状態、プロジェクターで投影すると右のように映像が映し出される

「OZ SCREEN」。左が投影なしの状態、プロジェクターで投影すると右のように映像が映し出される

ドラムがInter BEEに出展する最新のシステムコンピューター「XC-2525B」

ドラムがInter BEEに出展する最新のシステムコンピューター「XC-2525B」

5つの拡張スロットを備え、シリアルI/OやLTCタイムコード、DMXなどのオプションボードを装着して機能拡張が可能

5つの拡張スロットを備え、シリアルI/OやLTCタイムコード、DMXなどのオプションボードを装着して機能拡張が可能

オプションボードを装着。左はシリアルI/O、リレー、デジタルI/O、右はDMX、LTCタイムコードの各ボード

オプションボードを装着。左はシリアルI/O、リレー、デジタルI/O、右はDMX、LTCタイムコードの各ボード

 映像・音響関連のシステム商品、メディア商品を手がけるドラムは、11月16日(水)から18日(金)まで千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2016に初出展する(ブース番号:6310)。Inter BEEでは、ドラムが自社開発した最新のシステムコンピューター「XC-2525B」や、透過率が高い投影用スクリーンの「OZ SCREEN」を展示し、映像と音響を簡単に制御できるシステムとしてデモを行う。

■最新CPU搭載の自社製ハードに、独自OS、言語を採用
 ドラムは、国内のマルチビジョンシステムの創生期の開発メンバーである齋藤正人氏が代表取締役を務める企業。マルチビジョンの制御用のシステムコンピューターを手がけ、そこから発展してコンサートやホール、万博、ショールームなど幅広い映像・音響関係の制御を行えるシステムコンピューターを提供するようになった。
 今回のInter BEEで披露するシステムコンピューター「XC-2525B」は、ドラムとして5世代目のシステムコンピューター製品となる。既存製品のイベントコントローラー「XC-2001A」で採用していた5つの拡張スロット方式による拡張性は踏襲しながら、従来比25倍の高速処理性能を実現した。「CPUには最新のARM Cortex-A9を搭載、自社開発のOSの“TIMPANI”と言語“MALLET”を採用した。当社がこれまで培ってきた映像・音響制御のノウハウを詰め込んだ製品」(齋藤氏)だという。
処理性能の向上により、最大で16本のプログラムを同時に走らせるマルチタスク性能を備え、新製品でより一層利用の幅を広げられる。このほかのハードウエアの特徴としては、ファンレスで静かなこと、システムコンピューターとしては大型の40文字×4行の液晶表示でステータスなどを目見やすく表示できることなどを挙げる。

■アプリケーション開発環境やサンプルプログラムも無償提供
 マルチビジョンやスクリーンへの表示などといった映像の制御や、映像と同期させる音響、照明などの制御は、C言語に近い独自開発言語のMALLETで行う。とは言え実際のアプリケーション開発は、XC-2525Bに付属するアプリケーション開発環境で実行できるため、容易に映像・音響を組み合わせた制御アプリケーションを開発できるという。「各種のサンプルプログラムも無償提供するので、必要に応じてカスタマイズして使ってもらえる」と齋藤氏は使い勝手の良さもアピールする。
 LAN端子も標準で備えるため、ネットワークと関連したアプリケーションの開発、利用もできる。スマートフォンなどから映像や音響を操作するようなアプリケーションや、XC-2525Bのステータスに異常があったときに電子メールで通知するようなアプリケーションを使うことで、より使い勝手を高めることが可能だ。

■Inter BEEでは透明なOZ SCREENと連携したデモ
 Inter BEEの同社ブースでは、XC-2525Bを核にしたシステムのデモを行う。映像表示に使うのは、同社が自社開発したほぼ透明な映像スクリーン「OZ SCREEN」である。80%の透過率を持ちながら、プロジェクターの映像を投影できるもの。投影した面からだけでなく、裏面からも映像をはっきりと確認できる視認性を備える。
 齋藤氏は、「映像と音響をシステムコンピューターのXC-2525Bで簡単かつ確実に制御できることを、Inter BEEでデモを行う。最新のシステムコンピューターを使った映像や音響の表現の広がりを体験して欲しい」と語る。

【ドラム】
本社住所:〒110-0015 東京都台東区東上野2-25-15 大山ビル4階
http://www.doramu.co.jp
映像制作/放送関連機材部門 /ホール6 /6310

「OZ SCREEN」。左が投影なしの状態、プロジェクターで投影すると右のように映像が映し出される

「OZ SCREEN」。左が投影なしの状態、プロジェクターで投影すると右のように映像が映し出される

ドラムがInter BEEに出展する最新のシステムコンピューター「XC-2525B」

ドラムがInter BEEに出展する最新のシステムコンピューター「XC-2525B」

5つの拡張スロットを備え、シリアルI/OやLTCタイムコード、DMXなどのオプションボードを装着して機能拡張が可能

5つの拡張スロットを備え、シリアルI/OやLTCタイムコード、DMXなどのオプションボードを装着して機能拡張が可能

オプションボードを装着。左はシリアルI/O、リレー、デジタルI/O、右はDMX、LTCタイムコードの各ボード

オプションボードを装着。左はシリアルI/O、リレー、デジタルI/O、右はDMX、LTCタイムコードの各ボード

#interbee2019

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