【IBC 2013】パナソニック スポーツフィールドを一度に捉える、64:9 (5120x720p) パノラマ映像撮影システムを披露
2013.9.26 UP
ウルトラ・ワイドアングル・カメラシステム (UWCS)
フィールドにいる選手全員の動きやフォーメーションを全体的に見渡すように視聴できる
NABでUWCSと同時に展示した4K Tough Padとコントローラー
パナソニックは、9月13日、オランダ・アムステルダムのRAIコンベンションセンターで開催された IBC2013において、AW-HE120Kカメラを4台利用し、180度パノラマをリアルタイムに撮影できるシステム「ウルトラ・ワイドアングル・カメラシステム (UWCS)」を参考出展した(上写真)。11月頃には正式な製品として発表する予定という。本システムは今春のNAB、そして8月にオーストラリア・シドニーで開催されたIntegrate 2013 エレクトロニクスショーでも紹介された。
4台のカメラは専用リグ(70cm x 60cm x 36cm )にマウントされ、パン・チルト、ズームの自動コントロールができるようになっている。重さは約40キロ。AW-HE120K は1/3型2.2メガピクセルULT 3MOSセンサーを搭載、20倍ズームレンズが可能だ。UWCSは通常のIP接続を介して操作・制御できる。カメラは4台とも同期した動作を実行し、お互いの収録範囲以外を落とさないよう撮影していく。専用ソフトウェアではリアルタイムにカメラの撮影データをつなぎ合わせて64:9(5120x720p)のパノラマシーンを創り出す。
パナソニックでは、フィールドにいる選手全員の動きやフォーメーションを全体的に見渡すように視聴することができるため、スポーツのコーチング分析などで有効活用できるとしている。
ウルトラ・ワイドアングル・カメラシステム (UWCS)
フィールドにいる選手全員の動きやフォーメーションを全体的に見渡すように視聴できる
NABでUWCSと同時に展示した4K Tough Padとコントローラー