【NAB Show 2013】DekTec, HD-SDI-USBアダプタ他、新製品を多数出展

2013.4.11 UP

「DTA-2162」のパネル展示

 信号処理装置の開発で知られる蘭DekTecは、HD-SDI-USB変換器「DTU-351」、PCIe用Quad HD-SDI I/O 「DTA-2154」、IPネットワーク用ストリーム冗長化器「DTA-2162」などの新製品を含む多数の製品を出展した。

■信号監視、アプリ開発に有効なHD-SDI信号変換器「DTU-351」
 「今年のイチオシ」として、Nilesh Mandaliaセールス部長が推すDTU-351は、HD-SDI信号をPCに取り込む為の変換器である。PC上では、信号の確認の他、復号結果も表示できる。HD-SDI信号の監視の他、信号処理に関する独自アプリの開発にも利用できる。

■HD-SDI 4信号の同時入出力に対応したPCIeカード「DTA-2154」
 DTA-2154は、4ポートのHD-SDI 端子を備えたPCIeカードで、4信号の同時入出力を行える。「競合品と異なり、対応できる信号の幅が広い」(同)ことを大きな特徴としている。

■IP経由の画像伝送を冗長化する「DTA-2162」
 DTA-2162は「同社初のIPネットワーク用製品」(同)で、IP網経由で画像伝送を行う際に冗長化を行う。DTA-2162を通すことで、IPストリームは同一のものが2本に多重化される。両者を異なる経路を通じて目的地に伝送する。片側のストリームに回線断が起きても、パケットロスを起こすこと無く自動的に他方に切り替わる。IP網はジッタ(ネットワーク遅延のブレ)が起きるため、一定量のパケットはDTA-2162内でバッファされる。デモでは、運用中のケーブルを引き抜いたが、画像に全く乱れが生じないことを示していた。
 この他に、SDR(ソフトウェア無線:プログラムの変更で、複数の変復調方式に対応する方式)を実現した「DTA-2131」(現在はDVB-T/T2, DVB-C2, ISDB-Tに対応)も出展された。

#interbee2019

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