【NAB Show 2013】ビジョンリサーチ 4K Phantom Flexハイスピードカメラをデビュー
2013.4.9 UP
4K Phantom Flex
米ビジョンリサーチ社はNAB2013にて、Phantom Flexの次世代シネマカメラ4K Phantom Flexを初公開した。最新画像プロセッサ”ファントンフレックス”およびフル16:9、4,096×2,304画素対応の最新センサーSuper35㎜フォーマットを搭載し、4Kフル解像度(4,096×2,160)で最大1,000fps、2K(3840 x 2160 ) で1000fps、1080 p(16 x 9)で2000fps、720pで3000fpsのハイスピード撮影(スロー撮影)が可能。 4K-2Kの画像から任意のHD画質の切り出すことで、従来以上の高画質なスーパースロー表現が可能となる。
本体のRAMメモリ(64 GB )では4Kで5秒間ほど記録でき、またドッカブルのフラッシュメモリタイプの記録ユニットCinemag IVを使って長時間の撮影記録ができるようになっている。
Cinemag IVには、1TBと2TBタイプが揃っており、後者タイプではノーマルスピード(24fps)のRAW 4Kで約2時間の記録ができる。100fpsであれば約5分。
撮影記録形式は、CineRawファイルもしくはスタンダードな圧縮ファイル形式。カメラに同梱されるソフトウェアで、カラーグレーディングシステムに対応できるフォーマットに変換できるとのこと。
対応レンズマウントは、PL、PVキヤノンEOS、ニコンF/G。カメラボディ側面の液晶操作パネルは、従来モデルよりも使いやすくなったインターフェースでカメラのフルコントロールができる。 そのほか、Bluetoothトランスミッタ(Bluetoothでの遠隔無線操作)、ハンドヘルドタイプPhantom RCU(100メートル範囲)でのリモート操作、イーサネット経由でPCからの操作ができる。
外部接続系統は、3G SDI出力×2系統、3G SDI入力×1系統、リターンシグナル入力にゲンロック対応となっている。
出荷は年内とまでしか明らかになっていないが、先行販売予約が開始されている。 NABではAbelCine社ブース(C6013)にて展示されている。
4K Phantom Flex