【Inter BEE 2013 TV】フォトロン 各種デジタル・ワークフローを提案 4K RAWやドルビーアトモスに対応したDIマスタリングシステムも展示

2013.11.19 UP

ヴァーチャルスタジオパッケージのデモ

ヴァーチャルスタジオパッケージのデモ

4K DIマスタリングシステムズ

4K DIマスタリングシステムズ

 フォトロンは、"進化するデジタルワークフローの提唱-HDワークフローから4Kワークフローへ"をテーマに、収録から編集(グレーディング、トランスコード)、送出、アーカイブまで幅広いソリューションを提案した。
 Vizrtのバーチャルスタジオ・パッケージの展示では、コンセプトを省スペースでハンディのセンサーを用いたデモを実施。さらに、EVSソリューションとの親和性を利用してスポーツバーチャルの実機デモも行っている。
 Photoron miniMAMは、デジタル映像の資産を有効活用するためのMAM(メディア・アセット・マネージメント)ソリューション。日立 LTO アーカイブソリューションのユーザインタフェースとして、”Photron-miniMAM”が採用されており、ブースでも、”Photron-miniMAM on 日立 LTO アーカイブシステム”としてデモを行った。ベースのコアエンジンをもとに、利用者のニーズに合わせたオーダーメイドのカスタマイズができる点が特徴。LTO、NAS、HDDなどのストレージ、トランスコーダ、QCなどの外部制御もコントロールが可能だ。
 フォトロンはまた、ローデシュワルツ製のDVS製品を紹介。クリップスターは、4Kまで対応したDIマスタリングシステム。4KのRAWデータをリアルタイムにデコード、カラーコレクション、再生ができる。DCP制作では業界の広い支持を集めている。新バージョンでは、「次世代のシネマ音響」といわれ、11月22日からTOHOシネマズ ららぽーと船橋に日本で始めて導入されるドルビーアトモスにもいち早く対応している。MXFの次世代フォーマットであるIMFやASO2にも対応しており、今後のDIマスタリングに適した製品だ。
 昨年のInter BEE 2012で初のお披露目となった、DVS社製マルチチャンネル入出力可能なスケジュール収録システムVENICE 2U/4Uを展示。会場では、2Uの4KのXAVCフォーマットのダイレクト収録から4Kモニター表示までをデモした。
 SpycerBOXは、最大8Kに対応したストレージソリューション。ウェブベースのSAN管理ツール「SAN REMO GUI」によって、管理・維持・ストレージ構成の単純化などができる。SATA、SAS、SSDなどに対応。新モデルSpycerBox Flex SSDは、非圧縮4K/8K リアルタイム再生に対応しており、最大96TBまでの容量をもち、1台で5Uのコンパクトなスペースで非圧縮8Kをリアルタイムストリームが可能。

 昨今キーワードとなっている4Kについても、各コーナー(EVSコーナー 〔スポーツネットワークインテグレーション〕 /DVSコーナー 〔4K対応メディアプロダクションハブ〕 /Vizrtコーナー/Avidコーナー 〔次世代ファイルベースマネージメント〕 /グレーディング・リストレーションシステムコーナー 〔4K対応カラーグレーディング〕 /Photron-miniMAM/SIGNIANTコーナー/Telestreamコーナー/教育ソリューションコーナー/HARBORコーナー)でさまざまな角度からの展示を行った。

ヴァーチャルスタジオパッケージのデモ

ヴァーチャルスタジオパッケージのデモ

4K DIマスタリングシステムズ

4K DIマスタリングシステムズ

#interbee2019

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