【InterBEE2014 TV】共信コミュニケーションズ 「Mistika」最新バージョンによる4K60P編集や261インチ・超広視野角・世界最小1.5mmピッチLEDによる4Kサイネージ等をデモ
2014.12.11 UP
シリコンコア社の高精細LEDディスプレイシステム
共信コミュニケーションズはInter BEE 2014において「ポストプロダクションソリューション」「サイネージソリューション」「シューティングソリューション」の3つのコーナーを設け、各種最新機器の連携によるワークフローをデモした。
■Mistikaの最新バージョン8をデモ 4K60PのXVC書き出しなど新機能追加
「ポストプロダクションソリューション」のエリアでは、共有ストレージを中核とし、インジェスト、4K/HDノンリニア編集、MA編集のワークフローをご提案。中でも、合成・カラーグレーディングが可能なSGO社製トータルツールボックス「Mistika」のコーナーでは、「Mistika」の最新バージョン8による4K60P編集などをアピールした。「Mistika」 は、編集、カラーグレーディング、合成、タイトル、DCP、オンセットからフィニッシングまで、トータルでワークフローを完成させるオンライン・フィニッシング・システム。ハリウッドの映画制作の現場でも採用されている。
最新バージョンでは、CGIのオブジェクト・メタデータのサポート、4K 60PのXVCの書き出し、AAFのサポートなど、多くの機能が追加されている。また、新たなプレシオン・コントロール・パネルにより、「Mistika」の多様な機能が身近になり、カラーリストの可能性を広げるツールとなっている。
■高速・安全なファイル転送を実現したSKEED「Silver Bullet」
そのほか、「ポストプロダクションソリューション」では、共有ストレージを中核とした、インジェスト、4K/HDノンリニア編集、MA編集のワークフローを提案した。同コーナーで紹介したSKEED社の「Silver Bullet」は、ソフトとモジュールの連携により、ファイル転送や、コンテンツ配信を数倍から70倍のスピードによる転送・配信を実現。ファイルやストリーミングデータをセキュアに、しかも高速で伝送する。用途としては、ネットでのファイル転送のほか、VODや動画広告、あるいは、SDKによってスマホ用のアプリやゲームのダウンロード、写真・動画データのアップロード/ダウンロードなどにも利用できる。モバイル回線・衛星回線・ケーブル回線・ADSL回線等あらゆる回線上で高速化することができ、HLS(HTTP Live Streaming)や、MPEG Dash等のストリーミングコンテンツ配信にも対応している。
■261インチ・超広視野角・高精細LEDによる4Kサイネージを披露
「サイネージソリューション」のコーナーでは、Silicon Core社の高精細LEDディスプレイシステムも出展。世界最小1.5mmピッチのLEDユニットを組み合わせた261インチの大型映像を設置。高輝度、超広視野角の4K映像をデモした。
また、「シューティングソリューション」のコーナーでは、最新4Kカメラとバックアップツールを提案。現場での素材保管に適したシステムのトータルソリューションをアピールした。
シリコンコア社の高精細LEDディスプレイシステム