【IBC 2012】ブラックマジックデザイン IBC2012で4K対応ラックマウント型デバイス「UltraStudio 4K」を発表 低価格で4Kワークフローを実現
2012.10.18 UP
MiniConverter
■Tunderbolt対応で高速伝送
ブラックマジックデザインは、4K、3D、RGB4:4:4映像のキャプチャー再生が可能なラックマウント型デバイス「UltraStudio4K」を発表した。
Thunderbolt(サンダーボルト)でMacと高速接続できるほか、3G-SDIを2系統で伝送するデュアルリンク3G-SDIからコンポーネントアナログ、HDMIまで利用できる。サイドバイサイドやインターリーブに対応するため、3D映像の編集にも適している。
音声は2chのバランスアナログとAES/EBU音声入出力。
RS-422ポートやタイムコード入出力、リ・クロック機能も搭載して価格は1295ドル。発売は11月。
4K対応のMiniConverter2モデルも披露した。コストを抑えながら4kワークフローに移行できる。
■カスタマイズ可能なVideohub Master Controlも発表
同社はこのほか、MiniConverter、Video Hubの制御パネルなどを出展した。
「MiniConverterSDI to HDMI 4K」は、HD-SDI4系統からHDMI1.4に変換する。デュアル3G-SDIも扱える。
「MiniConverterSDI Multiplex」は、HD-SDI4系統と、デュアルリンク3G-SDIを変換する。SDIは入出力とも4系統を搭載し、ディップスイッチで選択して双方向変換する。ともに11月、495ドルで発売する。
1080/60p映像の再生用デバイス「UltraStudio Mini Monitor」とキャプチャー用「UltraStudio Mini Recorder」も披露した。
両製品ともインタフェースに3G-SDIとHDMI、Thunderboltを搭載。それぞれ再生とキャプチャーの単一機能を搭載し、ポータブルなタスクに適する。
Final Cut Pro XやPremier Pro CS6、Media Composer 6などに対応する。11月に145米ドルで発売する。
「Videohub Master Control」は、同社のVideohubに使える制御パネル。すべてのソースと送信先をスピンノブでスクロールし、カスタマイズできるボタンと数字ボタンを選択することで、ルーターのクロスポイントをダイレクト入力できる。ダイレクト・エントリーボタンは、スピンノブを使用しているときにスクロールリストを限定できる。RGBと白色LEDによる発光ボタンも視認性が高い。イーサネットで接続し、電源供給も行う。9月に695ドルで発売する。
HyperDeck Studioは、ExFATファイルシステムのサポートを始める。ソフトウエアアップデートは無償で提供する。
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