【NEWS】パナソニック 4Kブルーレイ再生対応BDレコーダーを発表 DIGAプレミアムモデル「DMR-UBZ1」、11月13日より発売
2015.10.16 UP
新ブルーレイディスクレコーダー「DMR-UBZ1」
新ブルーレイディスクレコーダー「DMR-UBZ1」の背面
独自の「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」方式の説明
パナソニックは、次世代ブルーレイディスク規格「Ultra HD ブルーレイ(UHD BD)」の再生が可能な新ブルーレイディスクレコーダー「DMR-UBZ1」を発表した。DIGAシリーズのプレミアムモデルという位置づけで発売は11月13日を予定しており、本体価格はオープンで、店頭では40万円(税別)前後になる見込み。
最大の特徴としては、新開発の4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサplus」を採用したことで高度な映像処理が行えることだ。復号化した4K(4:2:0)信号を独自の高精度マルチタップ処理で4K(4:4:4)に補間することでUltra HD BDの4K映像をより自然な質感と立体感にあふれた映像にする。またアクトビラやNetflix、YouTubeの4Kストリーミング再生時でも有効だという。演算精度劣化を防ぐ「階調ロスレスシステム」も採用した。
4KでもUHD BDのコンテンツデータが持つ、ハイフレームレート(HFR)、ハイダイナミックレンジ(HDR)、色の再現性を大幅に高める広色域規格「BT.2020」を再現できる。
4KやHDR 4Kを再現するには、それらに対応するディスプレイと18Gbps対応ハイスピードHDMIケーブルで接続する必要がある。 従来のテレビといったHDR非対応ディスプレイに対しても、ダイナミックレンジ変換を自動で行って高画質で再生する機能を持つ。HDMI2.0規格に準拠した4K/60p/4:2:2/36bit、4K/60p/4:4:4/24bit、4K/24p(30p)/4:4:4/36bitに対応できるが、UHD BDの場合4K24pは4:4:4/36bit、4K60pは4:2:2/36bitで出力する。また2Kから4Kへアップコンバートする機能も搭載。
オーディオ機能も強化しており、再生対応にはハイレゾオーディオ音源のDSD(5.6MHz/2.8MHz)、PCM音源のフォーマットにも新たにALACを追加した。 ハードウェアには新高剛性・低重心筐体による徹底した高音質設計を行っている。
内蔵ハードディスクは3TBで、4K撮影動画(MP4形式)や写真データ、およびCDを超える高音質音源(ハイレゾオーディオ、192kHz/24bitなど)を含む音楽ファイルなどを保存することができる。 加えてNASサーバとして使えるため、本製品と宅内ネットワーク接続したDLNA対応のオーディオ機器で再生することができる。 従来のテレビ用DVR製品としての高機能を持っており、外出中も録画番組や放送番組を楽しめる「外からどこでもスマホで視聴」や録画番組や放送を屋内2ヶ所に同時配信する機能を搭載している。
記録できる媒体は、BD、DVD、内蔵ディスクで、よって記録フォーマットも映像はMPEG-2(Hybrid VBR)、MPEG-4 AVC/H.264、オーディオはMPEG-2 AAC(最大5.1ch記録)、ドルビーデジタル(2ch記録)となっている。
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写真説明
(上・中写真)
製品に搭載されているチューナー数は6つ(地上デジタル:3系統 BS/110度CS:3系統)、HDMI系統は4K60p対応が1系統、FHD対応が1系統。ほかにバランス音声出力や光デジタル音声出力、同軸デジタルなどを備えている。
(下写真)
独自の「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」方式でハイビジョン領域の色信号補間を経ずに、デコードしたハイビジョン信号からダイレクトに4K信号に変換する。 従来のBDに収録された2K/HDR映像も4KアップコンバートHDR映像として再生できるという。
新ブルーレイディスクレコーダー「DMR-UBZ1」
新ブルーレイディスクレコーダー「DMR-UBZ1」の背面
独自の「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」方式の説明