【Inter BEE 2017】テイク Edelkrone製電動スライダーなどを出展 スマホの簡単制御で多彩な映像表現が可能に
2017.11.8 UP
「モーションキット」を使いスマホで電動制御可能になる「SLIDER PLUS」
スマホで制御できる自走式スライダー「SURFACE ONE」
折り曲げて使える300mm×580mmのLEDライト「FL-1200」
広域な色温度調整が可能な「FOMEX LEDライト EX1200」
テイクは11月15日(水)から17日(金)まで幕張メッセで開催するInter BEE 2017に、スマートフォンで制御できる電動スライダー、自走式スライダーなどEdelkrone(エーデルクローン)製の新製品、フレキシブルLEDライトの新製品などを出展する(ホール5、ブース番号5209)。同社はEdelkrone社の日本正規ディストリビューター。映像表現の幅を広げる多彩な機材の提供を通じ、プロ仕様の映像コンテンツ制作を積極的に支援している。「ブースでは実機を展示するので、操作性や機能性を思う存分味わってほしい」と同社代表取締役の淺田 博氏は話す。
(Inter BEE 2017は入場無料。下記サイトで事前登録を受け付け中)
■スライダーの移動範囲や移動時間を手元のスマホで設定
出展するEdelkrone製品の中で、今回特に力を入れているのが、4軸モーションコントロールシステム「SLIDER PLUS(スライダープラス)」シリーズとその「モーションキット」からなる電動スライダーシステムだ。
スライダープラスは動きが滑らかで、レールがカメラと一緒に移動する。これにより、スライダーサイズの2倍の範囲で始点/終点を決めて移動できる。撮影画面へのレールの映り込みも防げる。
重量のあるカメラに対応する「スライダープラス X LONG」(サイズ:634mm、移動距離:90cm、搭載重量:10kg迄、本体重量:1.84kg)と「スライダープラス X SHORT」(サイズ:437mm、移動距離:50cm、搭載重量:14kg迄、本体重量:1.55kg)、軽量ボディの「スライダープラス M LONG」(サイズ:536mm、移動距離:80cm、搭載重量:4kg迄、本体重量:1.45kg)と「スライダープラス M SHORT」(サイズ:336mm、移動距離:40cm、搭載重量:8kg迄、本体重量:1.38kg)の4タイプがある。
スライダープラスは手動でも利用できるが、国内初出展するモーションキットと組み合わせれば、スマートフォンで制御する電動スライダーになる。制御アプリはiOS9.0移行に対応する。簡単なタップ操作でスライダーの移動範囲や移動時間(スピード)、シャッタータイミングなどを決められる。「あらかじめ被写体を設定しておき、自動でスライドさせることも可能です。被写体のフォーカスも自動で行います」と同社の葛原 慎氏は説明する。
■被写体を認識し自走するスライダーも
2軸モーションコントロールシステム「SURFACE ONE(サーフェースワン)」も国内初出展となる新製品だ。これは自走式の電動スライダー。大きさ184×170×62mm、重量2.07kg、耐荷重6.8kg以下で、バッテリーで駆動する(タイムラプスモード時:最大48時間)。
こちらもスマートフォンで制御でき、制御アプリはiOS 9.0 以降に対応する。「一定の距離を維持したまま設定した速度で被写体の回りを追尾したり、直線的なスライドで被写体に近づいたり遠ざかったりできます」(葛原氏)。アングルの角度や移動速度の調整も可能だ。タイムラプスモードを利用すれば、設定した間隔や枚数で自動的に撮影する。
また「WING」シリーズは軽量・コンパクトで耐久性に優れるポータブルカメラスライダー。独自のスライド技術により、製品サイズの4倍のスライド効果が得られる。動きが滑らかで動きの硬さも自由に調整できる。
■折り曲げて使えるフレキシブルLEDライトの新製品を出展
「FOMEX(フォメックス)フレキシブルLEDライト」も同社の主力展示の1つだ。シート型のLEDライトで、両側60度まで折り曲げて利用できる。Vマウントタイプバッテリーで駆動する。Vマウント以外のバッテリーもアダプターコード(別売)で使用可能だ。「演色性が高く、直流方式を採用しているため、ハイスピードカメラでの撮影にも対応します」と淺田氏は特徴を述べる。3200kから5600kまでの自由な色温度の調整ができ、1%刻みのボリュームで細かい調光も行える。
好評を博した300mm×300mmサイズの「FL-600」に加え、今回はほぼ倍のサイズになる300mm×580mmの「FL-1200」も出展する。FL-600は国内大手放送局や映像制作会社などを中心に300台以上の納入実績がある。
FL-600/1200はユーザーの意見を汲み取ったテイクが日本仕様としてFOMEX社に要望を出し、同社の技術を活かして製品化したもの。日本のニーズにマッチした製品に仕上がっているという。
そのほか、2700kから6500kまで広域な色温度の調整ができる「FOMEX LEDライト EX」シリーズ、放送用Vマウントバッテリーやプロ向け充電器などBCB製品も数多く展示する。
(株)テイク
本社住所
〒104-0061 東京都中央区銀座1-28-12 鹿倉ビル1F
URL
http://www.takeinc.co.jp
出展部門 /ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール5 /5209
◆Inter BEE 2017 開催概要◆
■会期:2017年11月15日(水)~11月17日(金)〔3日間〕
■展示時間:11月15日(水)・16日(木)10:00-17:30/17日(金)10:00-17:00
■会場:幕張メッセ(展示ホール1~8、イベントホール、国際会議場)千葉市美浜区中瀬2-1
■入場:無料(登録制)
■主催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
■後援:総務省、経済産業省(建制順)
NHK、一般社団法人日本民間放送連盟、一般社団法人電波産業会(順不同)
■運営:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)
関連URL
http://www.inter-bee.com/ja/forvisitors/conference/ignition.html
「モーションキット」を使いスマホで電動制御可能になる「SLIDER PLUS」
スマホで制御できる自走式スライダー「SURFACE ONE」
折り曲げて使える300mm×580mmのLEDライト「FL-1200」
広域な色温度調整が可能な「FOMEX LEDライト EX1200」