【INTER BEE CONNECTED2018】「大学生に生で聞く メディア生活」セッション打合せレポート〜若者はやっぱりテレビを見ていない?〜
2018.11.1 UP
学生たちとともに登壇する産業能率大・小々馬敦教授
INTER BEE CONNECTED初日最後、16:30からのセッションでは「大学生に生で聞く メディア生活」と題して実際に大学生にステージに上ってもらい、メディア生活について生で質問する。若者たちはテレビ離れをしているとよく言うが、実際のところどうなのか。スマートフォンでは何を視聴しているのか。新しい映像サービス、AbemaTVやNetflixなどはどれくらい使っているのか。などなど、根掘り葉掘り聞いていく。
来てくれるのは、産業能率大学経営学部の男女の学生たち7名。小々馬敦教授のゼミでマーケティングについて学んでいる。そこで小々馬教授の研究室を訪れ、どんなセッションになるかを聞いてみた。モデレーターは、不祥筆者が担当し、小々馬教授と学生たちにどんなことを聞くか、また話してもらうかを打合せした。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境治)
セッションではまず小々馬教授が、最近行った男女高校生のメディア生活調査を披露してくれる。10月12日から14日まで1130サンプルで行った調査で、12月に正式なレポートを出すのだが、速報的に内容を見せてもらえるという。日本テレビの「日テレラボ」、ビデオリサーチの「ひと研究所」と小々馬ゼミの合同調査で、放送業界の視点が入った調査項目になっており、InterBEEにはうってつけの内容になりそうだ。
当日来てくれる学生さんたちは小々馬教授によれば「広告会社や制作会社を志望する生徒たちで、InterBEEについてもおおいに興味を持ってくれています。動画やマーケティングなどを幅広く学んでいる2年生と3年生です」とのことだ。就職対象としても放送や広告業界を見てくれているのはうれしい。
では、彼らはテレビを見ているのだろうか?「あまり見ていないのは確かですね。テレビを見ていなくても、友だちとの話題に困らないし、ハブられることもない。高校生の頃は親と見ていた学生も多いようですが、大学生になると忙しいですからね。家にいる時間も少ないので、朝くらいしかテレビに接触する時間がないようです」と小々馬教授は言う。
どうやらよく言われる通りテレビ離れを起こしている様子だ。当日はそのあたりをさらに掘り下げて聞いたり、スマートフォンでは何を観ているのかなども詳しく聞いてみたい。会場からも質問を募るので、みなさんぜひ当日来て、生の質問をぶつけてみて欲しい。聴講には事前の予約が必要なので、下記関連URLから登録してもらうといいと思う。
学生たちとともに登壇する産業能率大・小々馬敦教授