【Inter BEE 2012】シンタックスジャパン Thunderbolt対応 最大390ch対応のMADI録音ソリューション「HDSPe MADI FX」を出展・デモ

2012.12.25 UP

 シンタックスジャパンは、MADI(マディ)録音ソリューション「HDSPe MADI FX」を出展・デモした。
 MADI(Multichannel Audio Digital Interface)は音声信号インタフェースの標準規格。AES/EBU規格をマルチ・チャンネル対応に拡張し、BNC端子と同軸ケ-ブルにより、125MBのデ-タ伝送を行える。サンプル単位の精度でマルチチャンネルの長距離オーディオ伝送を最もシンプルな手段で提供する。デジタル・オーディオ機器の増加や、マルチチャンネル化などへの対応を目的に規格化された。長距離伝送、設置コストの削減、全体的なメンテナンスの軽減などの効果がある。
 AMS/Neve、SSL、ソニー、三菱とAES(Audio Engineering Society)によって、Standard AES 10-1991として定義された。
 AES/EBU は1系統でバイ・フェーズのバランスで2チャンネルを扱うのに対して、MADIは、このAES/EBU信号をシリアルに28個並列させ、最大56チャンネル、+ /-12.5 % のバリピッチをサポートする。
 2001年には、64チャンネルモードMADI-X(MADI-Extended)が、正式に導入され、最大サンプルレートは48kHz + /- 1%のバリピッチ、96 kHzで32チャンネルの伝送に対応している。有効なデータレートは追加のコーディングにより125Mbit/sにアップされている。
 ブースでは、「MADI FX」PCIカードをThunderboltのシャーシに搭載し3系統のMAIDをMac Book Proと接続し、18イン/18アウト 24bit/192kHzサポート USB&FireWire オーディオインターフェイスの「Fireface USX」をモニタリング用に使用。オーディオ・プリアンプの「Micstasy」を接続している。MADI FXにより最大で入出力390chまでカバー可能。
 8chマイクプリアンプとともに、MADI機能を持つため、8台接続して64chになる。ドラムケーブルで最大2kmまで延長できる。

#interbee2019

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