【Inter BEE 2018】基調講演「5Gセッション2018」 5Gにより拡大するメディア&エンターテインメント分野の可能性について通信事業者3社の5G担当者が講演
2018.11.11 UP
スマートフォンなど携帯端末の急激な普及と、映像コンテンツなどリッチメディアの利用拡大は、通信容量の飛躍的な拡大を迫っている。さらに今後、IoT実現のために、機械間の通信(M2M)への需要も高まると見込まれ、現在の4G(第四世代移動通信システム)に代わる5G(第五世代移動通信システム)に期待がかかる。5Gは通信速度の飛躍的な向上のみならず、超低遅延、多接続といった4Gまでの方式には無い特徴から、映像系サービスのみならず全く新しいサービスやコンテンツの提供が可能になると期待されている。(上=第 5 世代移動通信システム(5G)のロゴ。3GPP Release 15 以降の 5G 仕様で使用される)
■5G商用化元年 各社の取り組みが本格化
5Gでは、世界の通信事業者、機器メーカーが規格化団体3GPPに集結し、世界統一規格を策定した。このため、5Gは世界中で使える通信方式となる。無線関連の規格化は、本年6月に完了し、それを受け携帯機や無線モジュールの開発は最終段階に入っている。10月には米国にて固定向けの5Gサービスが始まり、移動向けの5Gサービスも間もなく開始される見込みだ。2018年は、文字通り世界における5G商用化元年として、さまざまな業種における5Gへの取り組みが本格化している。
■日本の通信事業者3社の5G担当者が登壇、各社の取り組みを講演
Inter BEE 2018は、5Gのユースケースとして期待されるメディア&エンターテインメント分野での活用の可能性を訴求する機会として、5G関連事業者と映像制作者、放送事業者、配信事業者、コンテンツホルダー等とのネットワーキングの場を提供する。その一環として開催する基調講演「5Gセッション2018」では、日本の通信事業者3社の5G担当者が登壇し、コンテンツの制作と配信への5G応用、5Gを用いたコンテンツ関連の新サービスに向けた各社の取り組みについて講演する。
【概要】基調講演 「5Gセッション2018」
■開催日時:11月16日(金)10:30-12:00
■開催場所:国際会議場2階「コンベンションホールA」
■講演者・講演内容:
○株式会社NTTドコモ 5Gイノベーション推進室 主幹技師 奥村幸彦 氏
「5Gが切り開く未来の展望 ~パートナーの強みを融合させた世界~」
○KDDI株式会社 技術統括本部 モバイル技術本部 シニアディレクター 松永 彰 氏
「5Gにより実現する世界、ワクワク体験」
○ソフトバンク株式会社 先端技術開発本部 先端技術研究部 部長 工学博士 岡廻隆生 氏
「5G: a platform for service delivery」
■ナビゲーター:
○映像新聞論説委員・日本大学生産工学部講師(非常勤) 杉沼 浩司 氏