【Inter BEE 2016 TV】アイ・ディー・エクス 免許不要の5GHz帯で4K映像を最大2kmの無線伝送する「CW-F25」を出展 カメラコントロールやコミュニケーション機能も装備

2016.11.24 UP

6514_2_CW-F25

6514_2_CW-F25

 アイ・ディー・エクスはInter BEE 2016に出展し、バッテリー、充電器、アクセサリー、ワイヤレスビデオ伝送システム、TVLogicモニターなど、ニーズに応じた多様な製品を提案した。

 ワイヤレスシステム「CW-F25」は、無線伝送で最大2km、4K映像信号を伝送できる。免許が不要な5GHz帯でありながら、4×4MIMO、OFDM、ビームフォーミングテクノロジーなどを搭載。することにより、従来は有線だったCCシステムを無線で実施できるようになっている点をアピールした。
 送信機側(カメラマン)と受信機側(センター)とのコミュニケーション確保のために、ワイヤレス伝送システムとしては初めてビデオ本線信号伝送以外にインターカム、タリー、リターンラインを搭載。LAN端子によるIP接続コントロールに対応したリモートコントローラーおよびカメラを使用すれば、センター側でカメラコントロールもできる。
 同製品が搭載している「DFS」(Dynamic Frequency Selection 動的周波数選択)機能により、公的な通信システムに影響を与えないように、機器側で使用周波数を自動的に変更している。
 ブースでは、3つのアプリケーションを体験できるように、採用事例を元に再現した実演展示を実施。映像伝送を含め、センサーカメラを遠隔コントロールしたり、ソニー、パナソニックのカメラをリモートでコントロールしながら、インカム、リターン、タリー、本線信号なども伝送する事例をデモした。


「DUO-C190」「DUO-C95」
 カメラ+周辺機器に同時電源供給できるVマウントのコンパクト多機能バッテリーDUO-Cシリーズの新製品「DUO-C190」「DUO-C95」を出展。高密度セルを採用したことで、体積比で約30%のコンパクト化している。これにより、従来の150ワットモデルと同じ大きさで190ワットモデルを実現。
 DUOシリーズは、DタップやUSB端子がある点が特徴。Dタップの中央にあるセンサー端子により、小型の充電器でAC電源からダイレクトに充電できるようになった。ロケなどでも軽い装備で赴くことができ、ワンマンシューティングにも適している。


 このほか、TVlogicの新商品「LUM-171G」「LUM-240G」を展示した。4K撮影・制作シーンに対応したハイエンドタイプの4Kモニターをはじめ、小型高輝度モニター、多連モニターなどのラインアップを紹介した。
 さらに、新製品として、バッテリー寿命を考えたライフプラス機能搭載の充電器「VL-2000S」、D-Tap Avd.コネクターから充電可能な超小型充電器「VL-DT1」などに加え、来年のNAB2017で発表予定の新製品も紹介した。

【株)アイ・ディー・エクス】
本社住所
〒214-0021 神奈川県川崎市多摩区宿河原6-28-11
URL
http://www.idx.tv/

6514_2_CW-F25

6514_2_CW-F25

関連URL

#interbee2019

  • Twetter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube